ポイントサイトに興味を持つ人っていうのは、「月々1~2万円くらいのお小遣いが欲しい」って人か、「ポイント交換でマイルを貯めたい」って人に二分されるんですけど、比率でいうと9:1くらいなんじゃないかなと推測してます。なぜこういう推測が成り立つかというと、ポイントタウンに交換先の金額データがあるからです。
わかります? 交換先は圧倒的に銀行振込による現金化です。PeXに交換している人なんてほんのわずか。ソラチカルートにボトルネックがあるので、大金を稼いでいる人は2万だけソラチカに回して、あとは現金化しているんでしょうが、それにしたって少ない。
ほとんどの人が、お小遣い稼ぎや、ポイントバックによる節約を目的としている。
で、アクティブ率で見ると、こんな感じ。
マイル派>>>>お小遣い派>>節約派
圧倒的にマイル派のアクティブ率が高い。モチベーションが全く違いますからね。価値がまるで違う。10万円と10万マイルでは意味も価値も全く違う。
マイル派の人は最初の1~2年でがっつりポイントサイトを利用し、その後習慣化して緩やかな活動に移行していく。何を買うにもポイントサイトを利用しないではいられなくなる。おれがその実例。
これに対して節約派やお小遣い稼ぎ派は、習慣化にたどり着く前に休眠してしまう。やればすぐわかるけど、そんなにお小遣いにならないし、節約は目に見える成果がわかりづらいですから。
マイル派は入り口と出口がはっきりしている
マイルは成果が非常にわかりやすいんですよね。「ビジネスクラスで海外旅行なんて、自腹だったら絶対無理だった」って人でも、1年がっつりポイントサイト生活したら、普通に実現可能。実際にそういう成果をブログで報告してる人も、私含めて山ほどいる。
出口、というか、ゴールがはっきりしてる。
あと入り口も違うんですよ。たまたまSNSやブクマから記事にたどり着き、「ああ、こんなお得な手法があるのか」と思って、うすぼんやりした気持ちで始める人が節約派やお小遣い稼ぎ派。
マイル派は能動的に「いちばんマイルが貯まるクレジットカードは何だろう?」と必死に検索でさがしてマイラーブログにたどり着く。「えっ、クレジットカードじゃなくポイントサイト使えばこんなに貯まるの!?」とびっくりしつつやり始める。モチベーション超高い。
- 検索経由で能動的にたどり着いた入り口
- マイル特典ビジネスクラスによる海外旅行というわかりやすい出口
この2つのおかげでマイル派のアクティブ率は異常に高いわけです。
紹介プログラムの上位者の傾向
ポイントタウンやGetMoneyでは紹介プログラムのランキングを公表しており、これを見るとある種の傾向がわかってくる。ポイントタウンで1位を争う「デッカード」と「茶太郎」が非常にわかりやすい。
茶太郎は大体平均して月間650~700人くらいの紹介人数がある。1日平均実に21~25人。これはすごいことですよ。どんなサイトを構築したらこれだけの紹介人数を毎日確保できるのかさっぱりわかりません。これに対してデッカードは月間300人程度。1日平均10人。
しかし月間ランキングでは毎月デッカードが1位を取っている。紹介人数では倍以上の差をつけられているのにも関わらず。
これはどういうことかというと、茶太郎は「お小遣い稼ぎブログ、節約ブログ」、デッカードは「マイラーブログ」を運営していると推測できるってことですよ。
ポイントタウンでは紹介人数だけではなく、被紹介者が獲得したポイントも加味してランキングを形成しているので、いくら人数を集めても、アクティブ率が低ければ逆転されてしまうということです。
ちなみにGetMoneyも同じ方式でランキングを作っているけど、こちらの1位は月間450人程度。つまり、ポイントタウンよりも全然競争が激しくない。もしもランキング上位の賞金を狙うなら、GetMoneyの方が楽だということになります。
紹介プログラムで成功するための3つの仕掛け
結局何が言いたいかというと、ポイントサイトの紹介プログラムでそれなりの収入を得るには、以下が大切だということ。
- 長期にわたって検索流入を確保すること
- 登録したいと思ってもらうための充分な説明があること
- アクティブ率をあげるため、利用者に対してゴールを示すこと
まずは検索流入で、狙ったランディングページのPVを稼がないことには話にならない。これは当たり前。で、せっかくランディングしてくれた人たちに「登録してみよう」と思わせなくてはいけない。これも当たり前。登録してくれるのは大体ランディング人数の1割以下です。魅力的な説明がないと、もっと下がる。そして、アクティブ率を決めるのはゴールの魅力です。ただ漠然とお小遣い稼ぎとか、節約とか言ってもアクティブ率はあがらない。現実的で、実現可能性を感じる魅力的なゴールの設定が不可欠。
この3つのいずれが欠けてもポイントサイトの紹介プログラムはうまくいかないということれす。