圧倒的じゃないか敵軍は

対アニメガネ軍を考えるに、敵軍のプロパガンダに一日の長があるのは否めない。アニメ絵に無反応な俺ですら「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない!」というファンタジックなセリフには次から次へとアニメ絵による情景描写が浮かんでしまうわけで、実際このセリフを言った電波妹(創作なのですけども)の設定がメガネだったかどうかは別として、絵は間違いなくアニメだ。そして俺はこの創作を読まずしていきなりセリフだけに接したので、頭の中の情景は完全に高橋しんさん(『いいひと』とか『最終兵器彼女』の人)の絵で、ごついバズーカ的なものを肩に乗せたメガネロリ妹が片目をつぶって焦燥の汗を流しながらお兄ちゃん越しの敵(多分未来社会の機械軍)にロックオンする様を『マトリックス』のマシンガン撮影のようにぐるぐるスローで回りながら映し出していた。このたった一言で全ての設定を表現しきってあまつさえ情景すら浮かばせてしまう名言を前にすると、我が代官山メガネ軍のすっとぼけた闘志の無さ具合は悲惨。そこがポイントではあるわけなのですけども。

逆リンク!
http://d.hatena.ne.jp/ulalaka/20040108#1073518594
http://d.hatena.ne.jp/maikuhama/20040107#1073484774
http://d.hatena.ne.jp/ymkn/20040107#1073473644
http://d.hatena.ne.jp/mica_tica/20040107#p1

TICAの武田カオリさんやつじあやのさんやトミフェブさんで思ったのだけど代官山メガネ軍のカリスマはおしゃれシフトが強すぎてこのネットにはびこるオタ軍とかすりもしない音楽的位置にいることが問題であり、もうちょっとオタ軍がとっつきやすい漫画界でなんとかするしかないというのが俺の結論というか今結論づけてみた。なので、オタ位置に近いギャグ漫画を描いてる割にはガロ出身でおしゃれシフトもこなせて圧倒的画力を持つ古屋兎丸さんが徹底的にセルフレームのおしゃれ女子高生を描くことが重要なので、ここを読んでる小学館の編集者の皆さんは古屋さんにそのように働きかけること。厳命。あと念のため上條淳士さん辺りはオタにかすりもしない人なのでこの人がいくら代官山メガネをフィーチャリングしても無駄です。よしもとよしともさん、やまだないとさんも然り。