スズメバチ攻撃のミツバチに「覚悟」遺伝子

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040305ic05.htm

「通常であればスズメバチに遭遇したミツバチは逃げ出すのに、巣の入り口を守る門番ミツバチだけは、脳がある種のウィルスに感染しているせいで攻撃性が高まっていて、命をかえりみずにスズメバチに攻撃をしかける習性がある。利他的な本能にウィルスが関係していることを発見したのは初めて」、という記事。これを読んで興奮しない人は貴志祐介さんの『天使の囀り』を読んでいないか、あるいは読んでいるのだけどある種の寄生虫に脳をやられていて好奇心を完全に奪われているロボトミーさんのどちらかだと思った。この種類のウィルス、寄生虫を一覧できる書物が欲しい。脳を乗っ取って宿主を操るやつら。

あと、記事のせいで既にハリウッドでは、またぞろこの種のウィルスを題材とした脚本が書かれ始めてるに違いないので、日本の出版関係者はさっさとアメリカさんに「『天使の囀り』という素晴らしい原作があるから、これを脚本化すると面白い映画が出来ますよ」と教えてやって、貴志祐介さんの才能をハリウッドに知らしめてやるといいと思った。

追記:メールでご指摘いただいたのですが、これ、未読の人に思いっきりネタバレでした。すいません。ネタバレしてても面白いので心配するな!(やけくそ) ごめんなさい。