はてなダイアラー映画百選のこと

http://d.hatena.ne.jp/necoyama/20040405#p2
http://d.hatena.ne.jp/yasai/20040405#1081144782

滅多にコメントとかしない俺なのですが、はてなダイアラー映画百選のページのコメント欄で書いたことが舌足らずだったので、もうちょっとだけ付け加えたい。俺はそこで映画百選のキモを2つ挙げた。ひとつは「あの人は誰にバトンを回すのだろう」「映画好きで有名なあの人に遂にバトンが回ったよ」というサプライズもこの企画の重要な要素ということ。もうひとつは「この人の書く映画百選を読んでみたい」がリレーになるところがこの企画の肝ということ。

企画立案者さんの意図とは無関係に俺の中で重要だと思ってるのは断然後者で、特に前者に対するコメントで「映画好きで有名なあの人に遂にバトンが回ったよ」というセリフを入れたのは失敗だったと思った。深い考えは無く、例として挙げただけなのだけど、サプライズは何も映画好きに限った話ではないわけで、「全く映画を見ないあの人が一体どんな映画を語るの!?」でもいいわけだ。どっちかといったらそっちの方がサプライズまくりなので面白いと思う。

たとえば俺の中で「映画を見ない人」「あんまり映画に思い入れがない人」というと真っ先に刺身さんの名前が思い浮かぶのですけども、刺身さんが書く感想文や映画評は俺にとってとてもエキサイティングなわけで、俺がバトンを回させてもらったid:screammachineさんと同じく、「この人が書く映画百選を読みたい」と思わせられる人の筆頭に挙げられる。

つまり映画を語るのに資格もクソもないということ(当たり前すぎる!)と、語られる映画の問題じゃなく語る側の感性の問題だということが言いたい。これはもちろん映画に限った話じゃなくて、極端な話、対象が『キューピー3分クッキング』であっても刺身さんが感想を書くのなら俺は読みたい。で、結局何が言いたかったのか忘れたけども、楽しい企画なので楽しく続いていけばいいなと思った。あと、もっと言えば直木賞作家の原りょうさんが書くなら冷蔵庫の取説だって読みたい。

あと、これはあくまで俺の考えだから、もちろん無作為にリレーしたって構わない。その場合は俺が面白いと感じられなくなるだけ。