代官山メガネ概論(2)

以前にも代官山メガネとは何ぞやということを書いたわけなんですけども、あれは概論じゃなくてもろに各論だと思った。ので、概論っぽく書きます。

代官山プラース代官山という地名に端的に表れているように、代官山メガネはメガネがかっこいいものである、おしゃれなものであるという、いわばおしゃれ泥棒的観点からメガネを規定してるわけなのですけども、ここで勘違いしてはいけないのは、メガネをかけて代官山に行けばおしゃれになれるのではなくて、代官山に住んでておしゃれであるからこそメガネをかけている、という文脈を理解しなければいけないということであり、じゃあさじゃあさ、言わしてもらえばなんでおしゃれだとメガネかけてんの? って話なのですけども、それを今から話します。

何がかっこいいって、地元がかっこいいわけですよ。地元だから気負っておしゃれする必要がない。既にして思想からミニマム。

よくありがちなパターンとして「今日は大学の同窓会だからオシャレなパーリィドレス着て、メガネもコンタクトに変えて」ってのがあって、それがそもそもかっちょわりい。気負いすぎです。地元は気負いません。今さっき部屋でかけていたメガネをいちいちはずしません。だって地元だから。

即ち代官山メガネとは地元イズムなんですよ。代官山に住んでると、底辺のレベルがそもそも高いので、改めてオシャレする必要がないんですよ。これが西日暮里とかに住んでると、普段のレベルが低すぎて気負わざるを得ないというか。

そして、メガネを予めハイレベルなものにしておくと、この地元感が格段に上がるということに気付いた人たちが提唱したものが代官山メガネなのです。人たちというか俺なのですけど。

アフガンハウンドたとえば六本木ヒルズで犬(でけえアフガンハウンドとか)を散歩させてる人がいるとして、可能性としてはわざわざ群馬は前橋市民センターの隣あたりからえっちらおっちら犬連れてきてるという線も捨て切れませんけど、普通は地元なわけです。地元だから犬連れてる。つまりこの場合における地元感演出アイテムは犬なわけですね。間違っても六本人がパーリィドレスを着てワンデーアキュビューを装着して六本木ヒルズなんて歩かない。下手したら短パンにサンダルですよ。

よくわかんなくなってきましたけど、皆さんの読解力におんぶに抱っこでなんとかわかってもらいたい!

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