安倍なつみさんがぱんにちわ

よくネットでも他人の書いた面白文章を丸ごとパクってきてサイトを作って、友達の間で「あいつの文章面白いよね」なんて評判をもらってたところを、目敏いネット警察的な人に見つかっちゃって、あわてて閉鎖文を出して消えていく人たちがいるわけなんですけども、そういう人たちは大抵「友達はテキストサイトなんか読んでないから、転載元がどこかなんて絶対わからない」とか「どうせ俺のサイトなんて1日6HITだからパクったって誰の目にもとまらない」とかの甘い認識がある。安倍なつみさんのラジオを一体何人くらいが聞いていて、書籍を何人が買ったのかわからないですけども、少なくとも万単位だったに違いないわけで、これが発見されないわけがない。それなのに割とカジュアルに盗作してしまったというのはどういうことなのだろうと思った。

  • 「多分見つからないっしょ」
  • 「多分見つかっても怒られないっしょ」

恐らく安倍さんは後者だと思うのですけども、前者だったら驚くべき天然だなと思った。あとパクりの内容なんですけども、やはりパクりという認識があったんだなと思わせるのは微妙に語尾を変えてたりするところで、その中途半端具合がものすごく物悲しい。完全に丸パクして「○○さんの詩が好きだったから無断で転載しちゃいましたごめんなさい」と言うことも出来ないし、うまく他人の詩を自分の中で消化して、別の言葉で表現して「○○さんの詩が好きだったからすごく似ちゃいましたパクりと言われても仕方ないかもしれませんごめんなさい」と言うこともできない。完全に「こっそりパクっちゃいました」としか言えない。

モーヲタの皆さんの心痛察するに余りある感じで、この「どうやっても弁護できない具合」はすごいものがあるな、と思った。そんで多分「ちゃんとチェックしない事務所が悪い」とか矛先が変わるのかなと思った。でも大の大人に向かって「盗作してへんよね? ちゃんと自作よね?」とか確かめてから世に出すというのもなんだかなーという感じで、もう何もかもが終わってます。俺がモーヲタだったら出家して修行の旅に出てる。多分。