詐称の根拠

私は閉鎖前に問題の基点となったサイトを見ているのですが、単に転載元の表示がなかっただけに見えました。だから、あたかも自分が書いたかのようにという判断の根拠がわからない。

今回の件で特に俺から主張することは前回のエントリ以上は何もないのですけども、この部分は事実と違う見方を徳保さんがされてるので指摘しておく。軽左衛門さんは転載というか完全コピペをしていたのではなく、一人称だけいつも自分が使っている「拙者」に変えていた(特に女性である山田さんの文章をパクるときはそれが必須だった)。だからこれは転載とかミラーリングなのではなく、「自分が書いたもの」として発表(詐称)したことは間違いないんです。これが詐称の根拠です。もちろん俺自身が文中に一人称を使ってなかったものは転載に見えたでしょうけども。



追記:多分こう言えば徳保さんの主張と俺の主張はある程度すり合うような気がする。仮に俺はこう宣言するとしましょう。

「俺のサイトの文章は無断で自由に改変や転載を行ってぜんぜん構わないです転載元だのネタ元だのを表記する必要もまったくありません。どこかで拾ってきたっぽい文章として扱ってもらって全然構わない。俺は権利を主張するつもりは初めからさらさらありません。ただし、その場合も「これは私のオリジナルです」という顔だけはしないほうがいいと思う。読者にそう受け取られるような体裁にもしないほうがいい。それをやられると、俺という存在があやふやになって困るし、あなたのサイトを見に来てる人も混乱するからです。あと俺の言葉を真に受けて実際にパクったらネット警察気取りの人たちに超叩かれた、とかになるのは俺の責任じゃない」

俺としては初めからこのように主張してるつもりなのだけど、なぜか権利関係の議論のネタになってるのでわけがわからない。CSSのパクられ疑惑の時も同じ意味で「別に色とか細かいところが変わってれば構わない」と書いた。それは単に同一サイトと思われるのがイヤだからであって、権利ではなくあくまでも同一性の問題なのです俺にとっては。なので権利関係の議論には乗らない。

あと上の宣言は仮です仮。長いものに巻かれる体質なんで、こんなアバンギャルドな宣言はしません俺は。