逆リンクのこと

ブログブームがやってきて、トラックバックという機能が紹介されたとき、さすがの私も「なんという下品な機能なんだ」と思ったものでした。

俺がはてなダイアリーをやってて一番こだわってるのは逆リンクで、なので、「何なの逆リンクって? トラックバック表示しとけばええんちゃうの?」という話を(ちょっとマジメに)します。

ブログ時代になってトラックバックという便利な(?)機能が出来て、閲覧者は「いつも読んでいるサイトに言及しているサイト」を知りやすくなった。でもサイト管理人側からすると、自分のサイトに言及しているサイトというのはアクセス解析を精査すればわかることであって、別段トラックバック機能というものがなくても困ることはない(巨大サイトになればなるほど、あれば確かに便利ではあるけども。あと1日6hotしかないサイトに言及されると、リファの数が1とか2になってしまって見落とす可能性はなきにしもあらずですけども)。

つまりトラックバックというものは、サイト管理人よりもどっちかっつーとサイト閲覧者向けに機能している(すべき)ものだと俺は理解している。

で、現状、ブログのトラックバックは閲覧者にとって有益たりえているか、ということなのですけど、うなずきトラックバックや追従トラックバック、宣伝トラックバック、あるいは単に「リンクしましたよ」という意味での報告トラックバックなど、閲覧者にとってはあまりありがたくないものが多く混じっていることも事実で、ここにサイト管理者側からプラス方向にバイアスをかけるのが逆リンクだと、俺は思っているわけです(マイナス方向バイアスはTBの削除)。逆に、せっかくエキサイティングな言及をしてくれているのにトラックバックを送ってこない控えめサイトさんもあるので、これを掬い上げる意味もある。

で、閲覧者にとってもっと有意義で、且つサイト管理者にとっても管理の手間が省ける、よりスマートな「言及サイト表示機能」というものが現れてほしいなと思っている。それは多分こんな風になる。

  • 基本、tdiaryでいうところの「本日のリンク元」の体裁で、訪問者数が表示される。
  • リンク柱からのリファなのか、サイト本文からのリファなのかを判別する仕組みを持っており(現在のWEB技術では無理があるけど)、リンク柱からのリファを表示しない。
  • サイト閲覧者による、「本日のリンク元」に対する内容スコア付けがワンステップ乃至ゼロステップで出来るようになっており、スコアの高い順に並ぶ。
  • サイト管理者による、「本日のリンク元」に対する内容スコア付けが出来、並び順は変えないが、「オススメ印」のようなものを付与することができる。リンク元表示を一定数で打ち切る場合、並び順が低すぎて表示しきれなかったものも、オススメ印の付与で表示される。

次世代ブログはこうあってほしい(次世代言いたいだけ)。