任天堂次世代機 コードネーム『Revolution』

任天堂の次世代機、コードネーム『レボリューション』がついに発表になったのですけども、なんといっても特筆すべき点は「過去の任天堂ゲームコンソールのソフトが全て遊べる」という完全後方互換性の確保だと思った(メディアはカセットとかじゃないのですけど)。

冷麺 | 優れた才能と過去の遺産を守れ』を書いたときは実現性の薄い夢物語かと思っていたのですけども、やればできるじゃない。YOU、やるじゃない。あと問題はダウンロード販売が予定されているファミコンスーパーファミコン、64のソフトがいくらで供給されるのかという話で、ここは思い切って格安でやってもらいたいと思った。ぶっちゃけ100〜200円とかでいいだろマジ。ファミコンミニが2000円とかボりすぎてる(パッケージ販売なのである程度仕方ないですけども)。PCゲーム『HALF-LIFE2』を開発しているValve社の場合、新作ソフトをオプション価格で購入すると、過去のValve作品が全て無料で遊べるという方式を打ち出している。理想はこれです。ファミコンソフトに関しては全部無料で1249本くっつけるとかにすれば、レボリューション本体の次世代機シェア争いに大きく影響するのは間違いない。

次々世代機以降のゲームコンソールは全て完全後方互換となるにちがいなくて、やっとゲーム文化が守られる体制が出来た。ゲーム業界の発展に寄与しない形での(前世代)中古ソフト販売は今後徐々になくなっていくと思う。新作ソフトの中古販売(というのもややこしいけども)は根強いでしょうけども。

あとものすごく重要なこととして、インディーズゲームクリエイターが、ファミコンスーパーファミコンをプラットフォームとして習作を発表する場が出来たと言えるんじゃないですかこれは? キラリと光るアイデアひとつでゲームクリエイターが世に出る土壌を作ったんじゃないですかこれは? ダウンロード販売はそこまで考えてなきゃ嘘だ。それが出来て初めて、ゲームは文化と呼べるようになる。