特定ユーザーからの自動トラックバック受信拒否設定について

長くなるので畳みます。
http://hxxk.jp/2005/07/04/2120

俺の中では何も矛盾していないのだけど、説明が必要っぽいので説明しますね。このアイデアは、言及性ナシのトラックバックを受ける前から考えてたことで、自動トラックバックを送信するのは所謂「はてならしさ」のために絶対に必要なことだと思っていて(なぜそう思うのかは説明が非常に長くなるので省きますけども、一言で言うとまっとうな「接続機会」の増加ということかも)、でもこの方式だとスパムさえも手軽に送信できてしまうという弱点があるわけですよ。だから受信側でそれを拒否したらいいと思うわけです。なんか矛盾してますか? で、俺が困ってたのはスパムではなく、言及性のないトラックバックですけども、これは具体的に言うとid:lovelovedogさんの「本日のブックマーク」というエントリです。ホットエントリからIT記事を削って面白そうなものだけを抜き出してあるわけですが、言及性はゼロなわけです。

そんで、「だよ派メソッド」をいちいち潰していくと大変なのでぱぱっと手短にいきますけども、「相手に何かを頼む」方法は全部ダメです。相手が拒否したらそれで終わりですから、何の解決にもなってない。自分の心情的にも、相手がよかれと思ってやってることをやめてくれという気には全くなれない。クリッピングをやめてもらうって意味わからない。どこにそんな権利があるのかって話になる。言及性を持たせてくれって、元々ブックマークから抽出して手動データベース化することが目的のエントリなので、そんなこと頼んだらエントリの性格が違ってくるし手間がかかりすぎる。自動トラックバック送信設定をやめてもらうって、他のエントリでは言及性のあることも書いてらっしゃるので、一律でやめてもらうわけにはいかない。

次に自分が何かする方法ですけど、トラックバックの表示を止めたら「言及性のあるトラックバックを読みたい」という読者の要求を無視することになる(現に結構あるのです)。ダイアリー上で名指し云々は論外です。悪いことしてるわけじゃないんですから。なぜわざわざ俺が「言及性のないトラックバック」を手作業でちくちく削除しているかというと、それをわざわざ読みに行った読者ががっかりするからですよ。だからどちらもダメ。

それに対して、「特定はてなユーザーからのトラックバック拒否設定」の実装は、こういった俺にとっての招かれざるトラックバックだけでなく、真に凶悪なスパム自動トラックバックの防止にも役立つわけです。以前猛威を奮ったOooooooo(略)さんのような。

上記の理由から、自動トラックバックを送信しないように働きかけるのが現実的な解だとは全くというかビタイチというか、毛ほども思えない。以上。言いたいことは言い切った。以上。以上です。以上です!

追記id:lovelovedogさんから丁重なメールをいただき、「自動トラックバックを送信しない」設定にした旨、ご報告いただきました。でもこれは俺の望む結果と全然違っていて、これのせいでid:lovelovedogさんは「まっとう且つサプライズドな接続機会」の何10%かを失うことになるわけですよ。id:lovelovedogさんがはてなで文章を書く意味の何10%かが確実に失われた。極論すると、もうライブドアブログココログで書いても大差ないことになっちゃった(いや、もちろんキーワードっていう最後の砦はありますけどね)。これはなんだかすごく申し訳ない事態です。