ホタルノヒカリ

ホタルノヒカリ 3 (3)

ホタルノヒカリ 3 (3)

  • 作者:ひうら さとる
  • 出版社/メーカー:講談社
  • 発売日:2005/09/13
  • メディア:コミック

1〜3巻まとめて買った。以降、漫画と関係ない話。

ご存知の方も多いかもしれませんが、作者のひうらさとるさんははてなダイアラー(id:satoruhさん)でもあり、漫画の主題である「干物女」のキーワード化のためにきちんとはてな市民権をとって(30日間以上日記をつけた(それだけじゃなく今も日記を書き続けていらっしゃいます))、で、そのとき「自分のための宣伝キーワードって登録していいの?」とかいう議論がダイアラー間でもちょっとあったわけなんですけども、この当時干物女という言葉はすでに一般に認知されつつあった言葉であり(日経流通新聞にも載ってたの見たよ)、誰が登録するかに関係なく登録されるに値するキーワードだったと俺は思うのだけど、ご本人が登録するか他人が登録するかの違いによって、周りの人の見方も変わるというのはちょっと興味深かった。

たとえばのはなし、『パルプフィクション』というキーワードがなかったとして、タランティーノさんが頑張ってはてな市民権とって日本語辞書片手にキーワード登録したらどうなのっていう話で、それはすげえじゃん。びっくりするじゃんか。それを「宣伝登録」って切り捨てられるわけがないんですけど、はてなダイアリーキーワードにはうさんくさい業者の自社製品宣伝登録とか宣伝オンリーダイアリーが横行してることも事実で、この線引きの基準は今もって結論が出ていない。だけどそれがうさんくさいものか、まっとうなものかは見れば一発でわかるのも確かで、ルール作りと民主主義的手続きというものはめんどくさくて時間のかかるものなのだなあ、と思った。それをすっとばすとろくなことにならないわけですけども。

追記:匿名メールから。

なかよし時代の作品からほとんどのコミックス貯めていますよ ストーリーは今の方が色気があってグっとくるんだけど なかよし時代のもピュアでいいのだよ。 ひうらさとるさんの描くダンスィはいい男ばっかりで こんなんあるわけねえー!! と 思う反面 こうだったらいいのになぁ〜 ぽわーん と浸れるわけですよ。夢を与えてくれる漫画家さんなのです。