性格悪い対決

これ共感を生みにくい話だと思いますけどもねー、高校時代とても嫌われている男がいて、具体的に言うと首が太くて眉が太くて身長が170cmくらいで体重が80kgくらいでえらくがっしりしていて、やたら仕切りたがるんだけど人望なくて誰もついてこないみたいな。なんていうか根拠のない自信に満ち溢れていて(恐らくはちんこがハンパねえでけえんだと思います)、なにかっつーと「だから?」って感じの自慢話を始めるんですけども、大学に入って学部が違ったので話をすることもなくなり、平穏な日々が続いていたある日、偶然街でばったり出会ったんです。そしたら開口一番「うわ、テラヤマじゃん。なつかしー。うはは」とか、まるで押入れに入れっぱで忘れ去っていたファミコンクソゲーでも発見したかのような物体扱いをされまして(ここらへんのニュアンスが難しい)、「いや、つーかわりいけどそれっておまえじゃん。おまえの方がよっぽど懐かしいっていうか、あーいたいた、いたねーそんなやつ、って感じなんだけど?」って面と向かって言ってやって、そのままさっくり挨拶を交わすでもなく別の方向に歩いていった、なんてことがありますねそういえば。