純情きらり 劇団ひとりさん

嫌われ松子とキスしたとか、純情きらりで宮崎みつあみ神に恋心抱かれるとか、処女小説が大好評であるとか、この世の春を謳歌しているなあと思った。そういう視点でスープレックス時代のネタを見たり、つい2年前の春樹先輩ネタなどを見ると感慨深い。そもそもの最初から役者志向なので、普通に役者として大成していくのだろうなと思った。

あとトーク番組でよく「かっこいい自己紹介の仕方」というのをひとりさんが話していて「俺? 省吾……、川島省吾」っていう風にまず名前だけ言って、それからちょっと間をあけてフルネームを言うとすごくかっこいいみたいなことを言ってたのですけど、純情きらりのドラマの初登場シーンでもそのまんま「直道……、斉藤直道といいます」みたいな自己紹介をしていたので、ああ、この演出は完全にアドリブだな、と思った。というかなんかもう主人公を完全に食ってますよ。長女役の「恐怖のずんどこの娘」が、食われないようにかなり演技に気合入れてるのがわかります。今、名前ど忘れした。なんだっけ。恐怖のずんどこって言ったのは富司純子さんで、その娘っていう意味ですけど。ああ、お若い皆さんはご存知ないかもしれないですけど、この富司純子さんは昔、寺島純子という名前で「3時のあなた」というワイドショーの司会をやってたんですけど、悲惨な事件の報道のときに「恐怖のどん底」って言うべきところを「恐怖のずんどこ」って言い間違えてしまって、それが今でもこうやって俺みたいな社会のダニによって語り継がれているのです。その娘さんが純情きらりの長女役です。ああ、思い出した。寺島しのぶさんです。