http://www.dai2ntv.jp/p/z/017z/
人志松本さんがン年ぶりの新作コントを、ビデオオンデマンドで有料配信するってことでだいぶ前に話題になりましたけど、いつの間にか配信されてたので観ました。観てやりました。おまえの番組を観てやる。
VISUALBUM風の長尺コントで、20分ほどあります。面白いか面白くないかで言ったら面白い。金かかってる。時間かかってる。アホらしいことに金と時間をかけることがとにかく重要。これは有料であるべきコンテンツでありますけども、263円(7月10日まで期間限定で210円)を支払ってから168時間(7日間)以内は何回でも観放題というシステムが、果たして視聴者にとってもコンテンツホルダーにとってもいいことなのかどうかについてはちょっと疑問が残ると思った。
VISUALBUMと対比させてみますと、VISUALBUMの方はおおよそ1巻あたり75分、5本のコント(1本平均15分)が収録されて3巻セットで1万円。DVD1巻あたり3300円。コント1本あたり660円。時間単位だと1分あたり44円。第2日本テレビの方はコント1本で263円。時間単位1分13円。
おおよそで、VISUALBUM(DVD)の三分の一の価格になってるってことですねこれは。その代わり、ローカル保存できなくて、168時間以内しか観られない。また観たくなったら再び金を払わないといけない。
俺の場合で言うと、コントは初見の時に続けざまに数回観ます。『Zassa』も5回観ました。なので168時間は長い。24時間で十分。そんでここ重要なんですが、気に入ったコントは時間をおいて何度も何度も観るんですよね。1ヶ月、1年、数年っていう時間をおいて、何度も観る。たとえばの話、VISUALBUMの『約束』(リンゴ)に収録されている『システムキッチン』とか『古賀』はもう何回観たかわからないくらいしつこく観てる。何回観てもおもしれえんだもの。
ってことは、『Zassa』を死ぬほど気に入ったら、これ1本のために俺は何度も何度も金を払うハメになる。これはいただけない。もっと高価でもいいからDVDで発売してくれた方がずっとお得です。あとPCでしか観られないってのもうざい。リビングでも観たい。番組配信でネットを有効活用したいなら、いっそiTMSに乗っかって、買いきりにしてほしいなと思った。恐らくそれが一番ユーザーにとって幸福です。1本200円のコントに金を出し渋ってコピーが蔓延するって考え方は割とユーザーをナメてると思う。
HITOSHI MATSUMOTO VISUALBUM DVDスーパーBOX
- 出版社/メーカー:アール・アンド・シー
- 発売日:2003/03/26
- メディア:DVD
