余裕ガム

http://rere.sakura.ne.jp/diary/20061115.html#p01

そういえば俺のエアガムとしてはおじいちゃん的要素より「くっちゃくっちゃ」の方がポピュラーだったのだった(ポピュラー?)。俺的なニュアンスとしては、書いてる最中やさぐれてきて生来のヤンキー気質が首をもたげてきたときに、ガス抜きとして使う? みたいな感じ? かしら? わかんないけど。

バイト時代に蒔野っていう男がいて、あ、そいつのことは一度書いたことがあるのですけども、なんか、こっちとしては全く先輩風を吹かしてるわけでもなく、そいつに何か要求をしたり頼み事をしたりするわけでもないの、勝手にどんどん自分からパシってくるというわけわからん男で、何か強迫的に「先輩に対して従順な後輩である自分」を追求している男で、なもんだから、たとえば蒔野がいる目の前で先輩の浅野さんに「浅野さん、浅野さん、なんかこの前ー、蒔野の野郎が浅野さんのこと「あいつ、偉そうじゃね?」とか言ってましたよ」とか嘘のちくりを入れて、蒔野が「や! 言ってないっスよ! マジ絶対言ってないっス!」とかムキになるのをみんなが面白がってたみたいなことがあって、もちろんその場にいる全員が、蒔野がそういうことを言うやつじゃないってわかっててやってるわけですけど、一応浅野さんも悪ノリしてあげて「へー、蒔野ってそういうやつだったんだー?」みたいに追い込みをかけてあげるっつー、一連のぬるいお約束があったわけです。そんで大体そういう嘘チクリをするときに、蒔野の物真似をしつつ、「浅野って偉そうじゃね?(くっちゃくっちゃ)」とかエアガムを噛むわけです。エアガム噛むとむかつき感が全然違ってきますからね。まあそれが発祥。やー、書いててびっくりするくらいホモソーシャルというかヤンキーソーシャルですね。