アフィ厨の間で話題騒然 Amazonアソシエイトのパフォーマンスプランが大幅変更

加野瀬さんからトラックバックが来ていたので、なんだなんだ一体、俺何か下手打ってしまったか、と要らぬ心配をしたのですけども、アフィリエイトの話題でしたか。なら俺に任せろこんにちはアフィ厨ですお金大好き。

グレードアッププラン(現パフォーマンスプランに相当)に以前あった規約が今はなくなっているというのは規約改定直後に俺はちゃんとチェキっていて、じゃったら昔やっていたようにおおっぴらに収支報告したらいいじゃんって感じもありますけども、Lstyさんの「あんたジャージでどこ行くの: Amazonアソシエイトの規約を再読」でご指摘のとおり、この件に関してはグレーゾーンに押しやられていて、やってもいいものか、それともダメなのか、という判断がつかず、おおっぴらにはやりづらい

ここはひとつ、Amazonアソシエイトで大儲けしてそうな(具体的に言うと四半期数十万レベルの)ブロガーの誰かにこまかーく収入の報告をしてもらいたいな、と思います。そして「残念ながら規約違反により今期のお支払いはいたしかねます」とかAmazonさんに怒られて、それをネタにエントリ書いて、ネットマジョリティな反アフィ厨の皆さんの溜飲をさげるといいと思います。「これはざまあ」という温かいブクマコメントで300user突破は間違いなしです。

話は変わってアソシエイト規約の改定なんですけど、ポイントをまとめると、

  1. 紹介料支払いのペースが四半期(3ヶ月)毎から1ヶ月毎になった。(皆さんのご要望にお応えして、ということみたいです)
  2. パフォーマンスプランの料率を決定する「発送済み商品数」のカウントも、当然四半期(3ヶ月)毎ではなく1ヶ月毎になった。(ちゃんと3で割った感じの設定になってます)
  3. 個別商品リンクやイージーリンクで発生していた「プレミア紹介料(基本料率に+2%)」が廃止され、リンクタイプに関わらず、発送済み商品の数だけで料率が決定するようになった。

新パフォーマスプラン

新パフォーマスプラン

旧パフォーマンスプラン

旧パフォーマンスプラン

たとえ1個でも売れれば、いきなり3%の基本料率が適用なので、もはやスタンダードプランを選択するメリットは皆無です。細かくシミュレートしてみると、どのレベルのアソシエイターの皆さんに関しても、基本料率は若干の底上げが見込まれます。

また、リンクタイプによるプレミア紹介料率廃止の影響なのですけども、料率の境界付近だった人には若干の影響が出ますけど(四半期毎1301〜1500個程度売っていた人は収入ダウン)、大まかに計算してみると、基本料率の底上げがプレミア紹介料率廃止のマイナス分を上手い具合に吸収している格好です。たとえば俺の場合で言うと、今四半期の場合、基本紹介料率が5%なんですけど、プレミア紹介料率があるおかげで、5%と、5+2=7%のものが混在していて、計算(紹介料÷売上)してみると全体としては5.5%の料率になってます。これをそのまま新パフォーマンスプランで試算すると、ものの見事に5.5%のところに合致するようになってるのであります。説明がわかりにくいかな。

規約を読んだ瞬間は「1ヶ月毎の発送済み商品数カウントじゃ逆に料率下がるなこれは」とか思ったのですけども、Amazonさんは何気にぬかりなかったです。個別商品リンクの比率が異常に高い、などの異常なアソシエイターでない限り、恐らくどのレベルのアソシエイターからも文句の出にくい改定です。俺みたいに早とちりしてしまって怒る人は出てくるかもしれないという意味では、ヘタクソなやり方だったようにも思いますけども。

いずれにしても反アフィ厨の皆さんからすれば「てめえ四半期1400個も売って大儲けしてきたくせに、これくらいの収入ダウンで文句言ってんじゃねえよ」という反発が非常に強そうなので、収入ダウンになる1301〜1500個くらいの人もブログで文句は言いづらいわけで、そこらへんも考慮に入れているに違いないAmazonさんはやっぱり凄腕。



追記:重大な見落としをしていた。

http://bluemeteor.cocolog-nifty.com/bluemeteorblog/2006/12/amazon_5bf4.html
http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20070103#1167829269

1301〜1500の人の収入ダウンより、11〜30の人のダウンが凄いのだった。松永さんの計算によれば、個別商品リンクやイージーリンクなどプレミア料率がつくリンクタイプを直接リンク、それ以外を間接リンクとして、その比率を考えると、新プランは大体において直接リンク率25%くらいを基準に練り込まれているのがわかる。いくら直接リンクが主となるブログでのアフィリエイトであっても、誰しもがセッション中に購入確定まで進むわけではないので、直接リンク率が30%を超えることはまずない、というのが俺の今までのアソシエイト経験からの実感なので、これはなかなか考え抜かれた体系だなあと思っていたのだけど、四半期に11〜30個くらい売っていたアソシエイターだけに異常なほど厳しい料率が課せられた新制度だったのですね。

そんで、碧き流星さんのおっしゃるとおり、恐らくアソシエイター人口に占める四半期11〜30個な人たちの比率は非常に高い。絞るべきところをしっかり絞ってきたという感じです。すいませんでした。全然よくわかってなかった。たとえ直接リンク率が0%の、「サーチリンクしか設置していないアソシエイター」であっても、四半期11〜30レベルだった人はかなりの収入ダウンになる。そんで、1301〜1500な人たちは、直接リンクで稼いでいた料率をまるまる失うという計算。ここは依然として謎ですけど、実は大手アソシエイターはここらへんが限界なんじゃないかと。これ以上の数を売るアソシエイターというのは実はほとんど存在していないのではないかと。邪推ですけど。