最近の「旧作映画の廉価版DVD」に気をつけろ!

俺とか耳がバカなので、映画とか看てても4割くらいセリフが聞き取れなくて、適当に脳内で補完して見るんですよ。なんか気のせいかもしらんけど、特に邦画で、舞台あがりの渋い役者さんとかって、セリフの抑揚っていうか音量の大小の差が激しすぎて、何言ってるか全然わかんなくね? 特に怒鳴り散らすような時とか。あと嶋田久作さん、滑舌わるすぎね? というわけなので、たとえ邦画であってすら俺の場合字幕を表示して見ることにしてます。(日本語字幕を用意してない邦画はバカ! どっかいっちゃえ!)

そんで、洋画の場合は基本は原語+日本語字幕で観るのですけども、「ながら見」とか、あんま気合い入れない感じで観るときは日本語吹替+日本語字幕にしてます。こうやって観るとすごいストーリーわかりやすい。すんなり頭に入ってくる。

大脱走

大脱走

ミザリー (特別編)

ミザリー (特別編)

  • 出版社/メーカー:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
  • 発売日:2007/07/27
  • メディア:DVD

話変わりますけど先日20世紀フォックスの『大脱走』と『ミザリー』の廉価版DVD買ったんですね。で、いつものように日本語吹替+日本語字幕っていうスタイルで観てたんです。そしたら超驚いた。何これ不良品じゃん! ところどころ日本語吹替が無くなってて、その部分は英語のまんまで、つまり、通して観てると日本語でしゃべってたり英語でしゃべってたり、めちゃくちゃなんですよ。ぇーー。やだーこれー。

で、いつもの俺なら泣き寝入りなんですけど、「おまえは新世界のクレーマーになるのだ」っていう神の啓示を受けたので、珍しく20世紀ほっくすさんに直接電話してみたんですよ。電凸ですよ。

「ああ、もしもし、えっとオデ、大脱走とミザリー買ったら、なんかおかしい。日本語吹替で観てるのにいきなり英語なる」「ああはいはい、またそれね。つかおまえバッカじゃね? パッケージの裏ちゃんと見てねえだろw ちゃんと書いてありますぅー。日本語が入ってない部分があるって書いてありますぅー残念でしたー」とか言われた。ぇー!?

慌ててパッケージの裏を見たら確かに書いてあるんです。このように。ちっちゃい字ですけど。

日本語吹替音声は、現存するテレビ放送当時のものを収録しております。そのため一部吹替音源がない部分はオリジナル音声(字幕スーパー付)となっております。

ちょっとわかりにくいですよね。要するに、テレビで放送したときの吹替音声しかないので、テレビ放送時に編集でカットされていた部分は吹替音声が存在してないってことなんだそうです。昔は映画のノーカット放送って少なかったですしね。つか、なければ新しく作ればええやん、って話なんですけど、20世紀ふぉっクスさんが言うことには、「諸々の権利関係の問題で難しくなっております」ってことなんですって。ぇー。ここらへん詳しくないので本当にそうなのか、単にコストの問題で新たに吹替音声を起こすことが難しいのか(所詮廉価版の1000円DVDですしね)、どっちかわかりませんけど。

とにかくそういうことなので、「日本語吹替が絶対あってほしい!」って人は、ちょっと古めの映画DVDを買うときに注意が必要です。未だ字も読めぬ幼い我が子と一緒に「スーパーマン」を観たいっていうお父さんお母さん、残念ながらスーパーマンには日本語吹替が一切ないよ!