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ANA-SFC修行という名の貴族の遊び

修行するぞ! 修行するぞ! 修行するぞ!

こんにちは。あいも変わらずマイルやらポイントやらの日々を送っておりますテラヤマアニです。先日、某取引先営業マンの航空マニア、Mさんと飛行機談義してまして、「陸マイルがすごい貯まるようになったのはいいんだけど、ここまで貯まるともう使い道なくて困りますね。そんな年に何回も海外旅行行くような余裕ないし。でも余ってるからといって、現金化したら価値下がってもったいないし」と贅沢な愚痴をこぼしたら、「テラヤマさん、だったらマイルをANAスカイコインに換えたらどうですか?」と言われたんです。


「はあ…、スカイコインですか。2年位前から始まったやつですよね? 存在は知ってるけど、そんなものに換えても意味なくないスか? スカイコインって、結局ANAの航空券か、旅行商品しか買えませんよね。じゃったらマイルをそのまま特典航空券にした方が全然お得だし、買い物に使うなら普通に現金化した方がよくないスか?」とアホ面して反論したら、彼はこう言いました。


「スカイコインって、マイルと似て非なるもので、あれはANA側からすると現金と同等の扱いになるんですよ。なので、スカイコインで買った航空券で飛行機に乗ると、それに対してマイルも貰えるし、プレミアムポイントも貰えるんです。テラヤマさん、以前ANAの上級会員になりたいって言ってたじゃないですか? お金1円も使わずになれますよ。現金化だと1マイル=1円にしかなりませんけど、スカイコイン化だと1マイル=1.6スカイコインに増えますし」と。


正直、目ん玉飛び出た。完全に盲点だった。確かに以前、自分は、ANA上級会員になるには何回飛行機に乗ればいいのか、航空券代にいくらくらいかかるか、シミュレーションしてみたことがありまして、その時の計算によると、約60万円だったんですね。年間60万円。月に均すと5万円。「月に5万円もかかる趣味かあ。ギリでなんとかなるかもしれないけど、他のことほとんど何もできなくなるな……。無理ですわ……」とあきらめたことは言うまでもありません。


スカイコインという制度ができるまでは、ANAの上級会員になるにはとにかく自腹切って航空券を買うしかなかったんです。自腹っていうか、普通は会社のお金で飛行機に乗る出張族がなるものですけど。でも手持ちマイルをぶっこむだけでなれるなら話は全然違ってくる。自分の場合、旅行でもなくただ飛行機に乗るっていうことに関してはあんまり苦にならないし、幸い手持ちマイルとこれから貯まる予定のマイルでなんとかなりそう。


というわけで、来年の頭から憧れのANA−SFC修行を始めることにしました。具体的にいうと、1年間で7回沖縄行って、1回ハワイに行くと、ちょうど5万プレミアムポイントが貯まり、ANAのプラチナ会員になれます。プラチナ会員資格を維持し続けるには毎年毎年60万円以上払って飛行機に乗らないといけませんが、プラチナ会員資格を得た年にはANAスーパーフライヤーズカード(SFCカード)が発行できるので、翌年からは無理に飛行機に乗らなくても、カード年会費を払い続ける限り一生プラチナ会員レベルに近いサービスが受けられるようになります。

■ANAスーパーフライヤーズで受けられるサービス

  1. 飛行機に乗った時に貰えるマイルが通常より増える
  2. 空席待ち、座席指定が平会員より優先
  3. 優先チェックインカウンターが使える
  4. 手荷物に優先タグが付けられ、バゲージクレームに最初に出てくる
  5. 手荷物許容量が増える
  6. 国際線プレミアムエコノミーに空きがある場合追加料金なしでアップグレード
  7. 優先搭乗
  8. 羽田空港駐車場優先予約
  9. エコノミークラス搭乗時でも同行者1名を含めてANAラウンジが利用できる
  10. スターアライアンス加盟航空会社便エコノミークラス搭乗時でも各社のラウンジが利用できる
  11. 毎年末に手帳とカレンダープレゼント
  12. 国際線特典航空券が取りやすくなる


いずれもダイヤモンド会員(ANAの最上級会員。年間最低でも120万円くらい航空券を買った人がなれる)とは比べ物になりませんが、俺みたいなカス顧客でもこれだけのサービスが一生受けられるというのはちょっと嬉しい。いやかなり嬉しい。特にANAラウンジが、搭乗クラスに関係なく同行者含めて毎回利用可能というのはすごく嬉しいです。普通はビジネスクラス(国際線)かプレミアムクラス(国内線)に乗らないと入れないところですからね。


各社ゴールドのクレジットカードを持っていると入れる「カードラウンジ」という場所もありますけど、あれはクレジットカード発行会社が寄り合いで入ってるラウンジで、コーヒーが飲めるくらいの街のマンガ喫茶に毛の生えたレベルです。ANAラウンジはちょっとした食事と美味い酒がダータなので、カス顧客にとっては最高のサービスなんです。


あとバゲージクレームに最速で出てくる手荷物優先タグも何気に嬉しい。あのグルグル見てるのイライラしますからね 笑。


最後のサービスは非公式なんですけど、上級会員になると、国際線特典航空券の枠が広がります。平会員が取ろうとして「満席です。空席待ちするしかありません」となる場面でも、上級会員だと「あ、席空いてますよ」となるんです。これは、ほぼ特典航空券でしか飛行機に乗らない自分にとってはかなりでかい。


飛行機乗るってだけでアガる人じゃないと、全体的に見て「え? 上級会員が受けられるサービスってそんな程度なの?」感は否めないと思いますけども、なんかもうそういうことじゃなくてね、そこに山があるなら登りたいよね的なアレです。自己満です。


スカイコイン制度ができるまで、この自己満のために自腹で年間60万円以上ぶっこむ修行僧が毎年何人もいたんですよ。それが今ではマイルさえ潤沢にあればダータで修行できるんですから。飛行機好きとしてやらないではいられない。

■SFC修行、解脱の条件

SFCが発行可能となる条件は「ダイヤモンド、もしくはプラチナ会員資格を持っていること」。ダイヤモンドはさすがに無理なので、狙うのはプラチナ会員資格です。プラチナ会員になる条件は「5万プレミアムポイントを貯めること」。


プレミアムポイントというのは、要するに航空券を現金かスカイコインで買って飛行機に乗れば貯まっていきます。マイルを特典航空券に換えて乗っても、お金払ってないのでプレミアムポイントは貯まりません。


で、5万プレミアムポイントを貯めるのに最も効率の良い路線というのが先人の修行僧たちによって研究されてまして、「ANA SFC修行」とかで検索すればざくざく出てきますけど、ざっくり言うと沖縄に行くのが一番なんですね。使う金額と、飛行機に乗る回数のバランスが絶妙。


ANAのサイトにプレミアムポイントとフライトマイルのシミュレーターがあるので、試みに羽田ー那覇を特割(運賃5)で乗った場合の片道プレミアムポイント(以下PP)を調べてみると、1876PPになります。必要なPPは5万なのでこれを1876で割ると、約27。つまり14回往復すればいいということになります。


まあ普通に考えてきつい 笑。毎月1回ずつでも足りないし。


では羽田ー那覇をプレミアム株主優待割引(運賃2)で乗った場合の片道PPはというと、2860PPとなります。5万を2860で割ると約18。つまり9往復。これならなんとかなりそう。特割と違って、時間帯で値段が変わらないのも旅程組みやすいし。その代わり、株主優待券を自腹で購入する必要は出てきます。


自分の場合、毎年1回、ハワイにCクラスで行きたいので、これも組み合わせてみたいと思います。ハワイCクラス往復で得られるのは10376PP。残りを全て羽田ー那覇のプレミアム株主優待割引で賄うと7往復で5万PPに到達します。


ハワイCクラス往復1回、羽田ー那覇プレミアム株主優待割引往復7回は金額にすると65万3千円。さらに株主優待券14枚で42000円。合計69万5千円。5万PPのために69万5千円使うということは、PP単価は13.9円。


気合いの入ったSFC修行僧は、PP単価10円前後を目指すそうですけど、自分の場合、お金払うのは株主優待券だけであり、あとは全部マイルで賄うのであんまり考える必要がない。それよりも旅程の楽しさとか、回数の少なさとか、楽をできる方を選びました。


で、スカイコインは1コイン=1円なので、ハワイ1回と沖縄7回の航空券代は65万3千スカイコイン。ANAゴールドカードを持っていると、1回につき5万マイル以上をいっぺんにスカイコインに交換するという条件を満たせば、5万マイル=8万スカイコインと1.6倍になるので、41万マイルあれば足りるという計算になります。(410000×1.6=656000)


41万マイルも持っているのか? 持ってません。でも今年あと8ヶ月と、来年1年間で貯まると見込んでいるマイルを併せれば、十分足りる。と思われる。


株主優待券購入は42000円くらいの出費になるけど、年間42000円なら月に均せば3500円。趣味の範囲としては全然アリです。毎月1回飲みに行くのを我慢すると思えばどうということもない。


あとは来年末まで制度改悪*1が成されないことを祈るばかりです。もうこっちは期待でパンパンだよ!


追記:マイラーブログ始めました。『ANAとマイルのパパじゃない?

*1:制度改悪はいくらでも考えつきます。まずはスカイコインではPPが貰えなくなるというのが最悪の事態。次いで、ソラチカカードの移行率改悪。他にもポイントサイトのルートが潰されたり、PPの付与率が変わったりするともうアウトです。あと1年半、どの制度も変わらずにいる方がむしろ可能性低いかもしれません……