M-1グランプリを振り返りまくる 5

審査員について。いろいろ言われてるけどこれを引き受ける方のプレッシャーを考えるとあんまり厳しいことは言えなくて、特に「誰某はお笑いとして成功してないから審査員にふさわしくない」というのは大きな間違いで、そんなこと言ったら素人がネットでお笑いを論評するなんてことは一切出来なくなっちゃう。ただ審査基準はやはり一考の余地アリで、昨年立川談志さんが他の人と点数の差の付け方があまりにもかけはなれてたので、結果的に他の審査員がどんなに高得点をつけていても談志さんがダメ出しをするとたった一人のせいで落選してしまうという事態が起きていた。今回はそれはなかったのですけども、審査員共通の点数の差の付け方は必須だと思った。あとM-1グランプリの大前提として「今やったネタに対する今の評価」は絶対守ってほしい。これを無くしたら芸人さんに対する他の賞と賞金でしか差別化できなくなるし、若手芸人さんのやる気に大きく影響する。俺としては今回の審査員さんの人選には何も文句はないのだけど、第1回でやっていた「地方の素人票」を、優勝戦線とは無関係に復活させてほしい。つまり「審査員の評価は低かったけど、地方の素人にはウケてた」という救いを落選した芸人さんにあげるため。これを審査に含めるとまた大変なことになるので(おぎやはぎさん……)、あくまでも見せるだけということで。


逆リンク!
http://d.hatena.ne.jp/yakizakana/20031230#1072743385