NIKITA

造語のセンスが自殺級ということで、一部ですごい話題になってる主婦と生活社の『NIKITA』という雑誌なのですけども、記事タイトルを一部引用しとく。博物学的見地から。強調文字は俺。

ファッション、ビューティ、ジュエリー、時計から立ち居振る舞いまで・・・。脱『若作り』!脱『無難』! モテる艶女アデージョは「テクニック」でコムスメに勝つ!

30女のたるみ顔 ナチュラルメイクじゃさらにぼんやり!? 目、唇、眉をキワめる“三所攻め"ラインメイク

連載 イタリア女だけが知っている ジミータにならない「カ・ン・ロ・ク」はカラフル・タイトなっちょい派手ツイード

連載 今月の“若さ"じゃなくて“テクニック" 曲線効果で、女っぷり5割増し! 極ピタ&膝下「艶尻(アデシリ)タイト

連載 揺れるジュエリーは艶男アデオスジャラシ かきあげ髪にシャンデリアイヤリング

女性ファッション誌の歴史は正に造語の歴史なわけですけども、アデージョだのジミータだの創刊号からいきなりトップギアすぎで「昔は派手に遊んでたけど今じゃすっかりうらぶれちまった30女」の焦りがパンパンに詰まってると思った。いきなりトップギアだとエンスト起こします。新しい言葉なのに、生まれた瞬間からすでに古臭いというところがすごくて、赤ん坊少女たまみ的な執念と怨念に彩られた、崖っぷちに咲くラフレシアを思わせる。とりあえず相手に恐怖(あらゆる意味で)を植え付けるという土俵においては圧倒的大差でコムスメに勝っているので、コムスメに舐められたくない場合には有効な雑誌だと思った。あとこの雑誌を隅から隅まで本気で実践するブログとか出来たら割と人気出ると思います。それは実際見てみたい。