『フォーガットン』という映画を観にいったのですけども、感想を書くとどうやってもネタバレになりそうな気がする。
一言で言うと、やっぱりシャマランはすごいのだなということを再確認させてくれるB級映画で、TVで予告CMだけ見て期待して観にいくとがっかりすることになると思った。俺は「B級素材をA級の枠組みで映画にする」というのをシャマランメソッドと呼んでいるのですけども(こう言わないと「どんでん返し」がシャマランメソッドと思われてしまう)、シャマランが大成功したことによって、ハリウッドでシャマランメソッドがアリという状況が生まれて、フォロワーがどんどんこういう映画を作り始めているのだけど、結局普通の人がやると、B級素材はどう料理してもB級映画にしかならない、ということがしつこく証明されていて、そのうちハリウッドもこのメソッドがダメだということに気づくと思った。これが出来るのはシャマランをはじめとするごくごく限られた才能だけです。そんで、シャマランメソッドで最も成功したシャマラン以外の作品は『ドリーム・キャッチャー』です。これは必見。あと関係ないけど「必読せよ」って言ってる人がいて、すごい日本語だと思った。
