アイランド

管理社会萌えです。SFにおいて管理社会以上に魅力的な設定があろうかいやない俺の場合。『HALF-LIFE2』が大好きなのも、しびれるくらい一般市民がゴミのように扱われているからであり、というか俺は絶対実現しない安全圏から、人がゴミのように扱われる社会を夢想するのが大好きなのだと思った。でも安全圏という考え方こそ幻想であり、まかり間違えばこのような社会の到来も決してありえないことではない、というような指先がちりちり焦げ付くような恐怖がっ。

そしてこのアイランドというとってつけたような管理社会+クローンな映画が公開されるので見ないわけにはいかないのですけども、多分この映画は俺の中で大コケすると思う。管理社会萌えはあくまでもマイノリティの密かな楽しみとして嗜まれるべきジャンルであり、ハリウッド的にドデーンと宣伝されてるのを見るとすごくいやな予感がするのです。「『アルマゲドン』の監督が」とかそういう宣伝文句いらないから本当。あと派手なアクションもいらないから。