イベントにおけるDIME性の終焉

http://column.abstacle.heavy.jp/?eid=268634

もう収束した話題ですけども、いちばん白熱してた時期にバリにいたので今頃ぼそぼそ言っても許してくださいよ。あと「○○は終わった」って俺も言ってみたかった。このセミナーを知った6月の時点で「うわあ、いまだにこんな80年代DIMEっぽいものってあるのだな」と懐かしい感慨をいだいたというか、バブル末期の大学生ってみんなこんなことやってましたよね確か。ずぶずぶの不明朗会計(ウケるブログセミナーが不明朗だったとは言ってませんよ)、行き当たりばったりな段取りで、一部上層DIME学生がスポンサー企業や代理店、その他もろもろとのコネクション確立のためにやるイベント。「何人集めた」という達成感、社会の中心にいるという(幻想の)高揚感、社会の雛形としての学内パワーゲーム。「金がないと楽しい遊びが出来ない」という消費者視点からDIME視点にシフトして、「人さえたくさん集めれば自分は金持ってなくても楽しい遊びが出来る」というシンプルな仕組みを学び、人と金をコントロールする「権」の魔に魅入られていくっていう。でもそこにはろくなコンテンツがないっていう。わかった風に言えばこんな感じですけど。そこにメスが入れられることって以前は全くなくて、WEB(2ch)によるスーフリ断罪によって、初めて上層DIME学生は今までのやり方があんまりうまく立ち行かなくなったこと、WEBメスの存在に気づいた。気づいたはずだったのにまたやっちゃった、ということなのかな、と思った。

重要なのは「人を集めるために必要な優れたコンテンツ」さえ用意すれば、そう滅多なことでは叩かれないということであり、それがないのに幻想だけを元手に人を集めてしまうとろくなことにならない、っていうこと。もちろん手順・手法とかも重要なんですけども。というかまともなものをやる人は必然的にまともな手順・手法をとると思う。

あと馴れ合いっぽくはてなでのことを言うと(だってはてなって馴れ合い広場ってことになってる)、ここだけの話(シーッ!)ですけど今は発狂なさっているid:kasaiさんもかつては上層DIME学生だったという確実な情報があり、「DIME→発狂→はてな」という流れは今後のトレンドです。時代の趨勢です。トレンドっていう言葉、15年ぶりに使った。ちょっとメローイエローの香りがした。