しつこく続けるけど、この話題実に面白いですね。普通にテキストサイトとかで使われていた非モテっていう言葉は、本当に単純に「異性に、モテないんスよ」っていう自虐ネタだったのだけど、はてなで非モテ話を拾っていくと、どうもそういうレベルじゃなく真剣に自分自身が世界の全てから愛されてないっていう感覚に陥ってる人が見受けられて、それって全然別の話じゃないですか(じゃないですか話法)。
単純に不特定多数の異性にモテたい(いっときでもいいから異性とおつきあいしてみたい)のであれば、それなりに金をかけた整形手術受ければいい。もうこれで確実にモテる。でも外見でモテても意味がないんだ、内面を愛してほしいんだって話なわけでしょ。恋愛ごっこがしたいんじゃなく真実の愛的なものを手に入れたいんでしょ? だから要するにモテたいんじゃないくて愛されたいってことなわけで、そもそも「モテ」って言葉を使うべきではない話題なんだと思う厳密に言うと。多分。
あと当然のことながら真性非モテを自称していてルサンチマンの塊みたいな子が、整形手術してイケメンになったとしても、寄ってくる異性は増えるけど、なかなか愛してもらえないし、相手を愛せない。「どうせおまえら俺の外見しか見てないんだろう」って、またぞろルサンチマン爆発するから。
「俺は外見は確かにちょっとアレかもしんないけど、内面はすごく純粋で素晴らしい人間なんだ! みてくればっか気にしてるクソDQNどもとは違うんだ! 虚飾と肉欲にまみれた偽物の恋愛じゃなく、本当の愛を知ってるんだ! なのに、なんでみんな俺を愛さない! 俺を本当に愛してくれる人が現れたら、俺は全力でその愛に応え、その人を愛するのに! 未来永劫!」
って、そういうことを言わない人が、大抵の場合愛されるんだけども。「俺と友達にならないとぶん殴るぞ!」っていう人と友達になりたくないのとほとんど一緒の話なのだけど。ルサンチマンスパイラルすごい。ここまでこじらす前に誰か一人の異性が手をさしのべてたら、全然違っていたと思うのだけど、もう容易には脱け出せない。たった今誰かが手をさしのべたらもうすごい勢いでその手を振り払う。声をかけたら耳を塞ぐ。「ここまでこじらしてしまった自分をありのまま、広い心で受け入れろ。俺たちを説得するな。俺たちをそっちの人種に取り込もうとするな」。そう言われたらもう打つ手ないですな。それがまさに「選択的避モテ」だと思う。完全なる自業自得。すごい。自給自足。
あとこの話と全然関係ないけど、猫を支配したり服従させたりできないことは、自分の手で猫を飼った人なら全員知っている。ただただ一緒に暮らすことしかできない。