動物殺し

甥っ子(小3)が小学校から「保護者の皆さんへお知らせ」的なものを聞いてきて、その内容が衝撃的だったのでちょっと本気で怖い。曰く「猫や犬を殺して○○公園の木に吊るすなどの行為をおこなっている不審者がいます。その近辺に近寄らないでください」って、そういうことは小学生と小学生の保護者だけじゃなく地域住民全員にあまねく広めてくださいよマジで。甥っ子から直接聞いて背筋凍りましたよ。なんならパトロールしますよ。自警団組みますよ。

そんで最近の小学生は警報機を学校から支給されていたり、ランドセルに発信機(?)をつけていたり、もうなんかどんだけ日本は治安悪いのって感じで、暗澹たる気持ちになりながらハーゲンダッツのカスタードプディング味を食べて気持ちを落ち着けました。だっておいしいじゃんアレ。

動物虐待がさらに重大な犯罪(傷害や殺人)にエスカレートするっつーのは世の定説であり、「もんのすごいいい人で他には何の非の打ち所もない聖人君子でもちろん人とか絶対殺したりしない人だけど唯一猫の皮を生きたまま剥いで苦しむ様を楽しむ趣味だけはやめられない人」などというケース想像つかない。

子供が虫を殺したりする行為というのは普通にある話ですけども、一体こういう「子供の生き物殺し」はどこまでがアリでどこからがナシなのかちょっと気になった。まずは生き物の大きさで、猫や犬を殺せる子というのはまず間違いなくヤバい。じゃあネズミは? ネズミもかなりヤバい。じゃあ小鳥は? 小鳥もヤバいですね。じゃあトカゲは? トカゲは微妙ですね。蟻は? 蟻はアリですね。なのでまず大きさとしてトカゲ(カナヘビ)より大きい生き物を殺す子はヤバいと思った。雰囲気的に。あと大きさ以外だと血の問題がある。温かい血が流れてる動物を殺す子はヤバい。あとこういう大きさとか血とかの問題とちょっと違うベクトルに快楽がある。殺すことそのものや、殺す過程で相手が苦しむ様を楽しむことが目的で殺すのは、大きさや血に関わらず相当にヤバい。たとえ相手が虫でも。

じゃあ子供が虫を殺す目的って一体何なんだろうと考えたところで行き止まりでした。そこから先がよくわからない。楽しむためであるような気もするし、科学的興味のような気もするし、もっと別の何かのような気もするし。ちょっと保留にしてハーゲンダッツ食います。