エミリー・ローズ

なんとなくホラーっぽい、ということ以外は一切の情報を持たぬまま観て来ました。CMも見てないしトレーラーも見てないしスチル写真の1枚も見てない。シネコンに貼ってあったポスターをチラ見しただけの状態。そんで夜9時40分の回を見たら俺以外に客がいなかったので死ぬほど怖かったです。あと超ネタバレするけど畳みません。読んじゃった人は運が悪かったと思ってあきらめてください。

この映画は実はホラー映画じゃありませんでした! 世界No.1の顔芸を見る映画でした! こんなにすごい顔芸は見た時ない。微妙に可愛いのだかブサイのだかよくわからないエミリーが「どう!?」「これどう!?」ばりにすごいタイミングですごい顔芸を披露します。一番すごかったのがぁー、なんか彼氏っぽい男がエミリーを慰め気味に添い寝していて、ハッと目が覚めたらエミリーがベッドからいなくなってて、「え? どこ?どこ?」って探したら床にぶっ倒れた状態で招き猫の形態模写一発芸をしているエミリーが、さらに顔芸ドーーーーーーン! ってやつでした。ハンパねえインパクト。インパク知。顔芸もですね、ただ絶叫顔するだけじゃなくて、この招き猫のときはそこはかとなく可愛らしさとか、つぶらな瞳とか、ほんわか乙女的な雰囲気も出してて、でも体はカキンコキンに硬直しててひきつけ起こしたみたいな状態。これは狙ってもなかなかできるもんじゃありません。だから、この映画の怖さのおよそ98%くらいはエミリーの顔芸の怖さです。

あとエミリーは若干ゴーアーも立派なので、そこらへんも見所です。とにかくホラーだと思って観にいくとびっくりする。俺だけがホラーだと思ってたのかもしんないけども。