FPSをやったらいいじゃない

日本では本当FPS(First Person Shooter(一人称視点シューティング))って人気ないんですよね。なんでやの? なんでホタルすぐ死んでしまうん? やったらいいじゃない。タケちゃん もういいじゃない。明けない夜はないじゃない。

言うほど俺もFPSやってるわけでもないんですけど、今までやったFPSは例外なく面白いと感じた人間なので、なんで君らがやらないのかよくわからない。わからないなりにちょっと考えてみると、一般的に言われていることがいくつかあるのでそれにひとつひとつ反論していきます。

「(多くのFPSで)主人公が表示されないので感情移入しづらい」

確かにそれはそうなのだけど、画面上に表示されている自分のアイコンに感情移入するということの方が複雑な心理的作用であって、自分の視点がそのまま画面上に表示されている方が、より単純にゲームの世界に没入できると思うのですけども。いわば感情移入の必要がなくてダイレクトに感情を持つことができるというか。そんな単純バカはいやですかね。

「キャラ萌え要素ゼロのハードすぎる世界観が多い」

欧米デベロッパーが欧米人の好みに合わせて作ってるので、それは仕方のないことなのですけど、君らの鍛え抜かれた心眼を持ってすれば、彼らの作ったハードでマッチョなグラフィックに萌えキャラのレイヤーをかぶせることなど造作もないはずです。なんなら全てのキャラ名の末尾に「たん」をつければ済む話です。

「元々PCゲームで生まれ育ったジャンルなので、ゲームコンソール向きの操作体系じゃない。キーボードとマウスでゲームをするのは難しい」

確かにそれはそうなのですけど、ここを読んでる君らは一日12時間以上PCの前に座ってる重度のインターネット中毒者ばかりなのだから、そんなことは理由にはならない。キーボードとマウスを使ってゲームをするのは、コントローラを握ってゲームすることとなんら変わりはありません。単に慣れの問題です。慣れればどうにでもなります。どうしてもキーボードでやりたくないのなら、ゲームコンソールのFPSをやってもいいです。ただし、素早い視点操作が出来ないのでFPS本来の味が大きく損なわれていることを知りつつやってほしい。

「じゃあPCでやるけど、そうするとスペックが足らない。FPSはグラフィックにリキ入れすぎで過剰にスペックを要求してくる」

確かにFPSは、PCゲームの中でも抜きんでてPCスペックを要求してくる分野ではあります。逆に言うと、世界最先端の3DCGの技術はFPSから生まれていると言って過言でない。最先端に是非触れてください。でも意外と低いスペックでも動くFPSはあるというか、ゲームコンソールと違ってPCゲームというものはグラフィック設定が可変なので、グラフィックをレベルダウンさせれば十分遊べます。1920×1080で60fps出ないと話にならないとか言う人は一部のイカレた人だけなので、そこまで頑張る必要ないです。オンボードビデオカードじゃないデスクトップPCならなんとかなります。みんなノート派なのかしら。でもWindowsVista時代になって、OS動かすのにすらビデオカードが必要になってきたので、今後はこういう話はなくなってくと思う。ある程度は。

「見下ろし視点とか固定視点と違って、ぐわんぐわん動くから酔っちゃう。3Dゼルダですら酔うのに、FPSなんて無理。ゲロ吐きまくり」

確かにFPSは、酔う人は酔うんですよね。俺は生まれてから一度も、どんな3Dゲームでも酔ったことがなくて、まさにゲームをやるために生まれてきた殺人マシーンなので、君らの苦しみはよくわからないのですけども、FPSをやる上でよく言われているのは「FOV(Field Of View(視野角))の数値を変えろ」ってことです。PCゲームはそういう設定を変えられるので、視野角を広げると若干酔いがおさまります。あんまり広げると画面の端っこのオブジェクトがゆがんだり、画面中央のオブジェクトがやたら遠くなっちゃいますけど。FOVを変えてもどうにもならないなら、三半規管を手術して改造人間になるといいと思います。だって改造人間とかちょっとかっこいい。

「そもそもFPSってどんなものがあるのかわからない。どこで買えばいいのかもわからない」

じゃあもうめんどくさいこと全てを省略して俺内名作FPSを2つ挙げるので、俺を信じて買えばいいと思います。1つは『HALF-LIFE2』、もう1つは『Call of Duty2』です。どっちも2(トゥー)ですけど、1(ワン)を無視してくださって結構です。HALF-LIFE2STEAM(無料)をダウンロードしてインストール(インストールの最初だけ英語ですけど、途中で日本語に設定できるところがあるので、以降全部日本語になります)。アカウントを作って、アカウントでログインして、STEAM上でクレジットカードを使って購入出来ます。Nintendo DSの新作1本買うより安い。自分に合わないなと思ってもあきらめのつく値段です。パッケージ販売じゃないと不安とか、ネットでクレジット決済は不安とか、いつの時代の人間ですか。七回転生してください。STEAMを日本語に設定してあれば、HALF-LIFE2にも日本語字幕を出すことが出来ます。

Call of Duty2もSTEAM上でオンラインで買えるんですけど、残念ながらこれは英語版且つ日本語化不可能なので、日本語版のパッケージを買うしかないです。Amazonで売ってます。多分そのうち廉価版が発売されるので、焦って今買う必要はないです。安くなったら買ってください。Vistaに乗り換えて、そこそこのビデオカードになったときに一緒に買えばいいと思います。

コール オブ デューティー 2 日本語版

コール オブ デューティー 2 日本語版

  • 出版社/メーカー:ラッセル
  • 発売日:2006/03/24
  • メディア:DVD-ROM

どちらも絶望をびしびし感じることができる最高のFPSでございます。

関連エントリ