講談社の社員が身分を偽ってアンケートを行っていたという話

講談社の社員が、「市場研究をしている大学生」と身分を偽り、インターネットのブログ運営者らに漫画に関するアンケート調査を行っていたことが28日、分かった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000502-yom-soci

講談社から皆様へ
アンケート不正送付についてのお詫び
この度、弊社の社員が発信元と利用目的を偽ってアンケートメールを送付していた事実が判明しました。本来あってはならないことであり、現時点で判明している事実をご報告するとともに、メール送付先の皆さまのみならず、読者の信頼を裏切ったことに関しましても深くお詫び申し上げます。

http://www.kodansha.co.jp/emergency3/

「けしからん!」というよりは、いまどきそんな怪しげな手を使ったら絶対逆効果というか、バレたときのリスクがでかすぎるからやめといた方がいいですよ講談社さん、あんまブログとかナメないほうがいいですよ、という感じですけども、うっとこにもなぜかこのアンケートメール来てたんです。どう考えても漫画ブログじゃないと思うのだけど。ほいで、あまりに怪しいのでアンケートには答えず放置してたんですけど、こんな事件に発展しとるとは知りませんでした。メールにはExcelの添付ファイルがありまして、そのWebアンケート.xlsなるファイルのプロパティを見ると、こんな情報が載ってたんです。これで一発でバレたっていう。お粗末すぎる。情報システム部さん、南無〜。

Webアンケート.xls

追記:これ、普通に「講談社っスけど、アンケートいいスか?wwwww」みたいな感じで来てたら逆に答えてた可能性はあるような気がするんですよね。「超売りたいんスよ、うちのコミックwwww マーケティング? みたいな感じでwwww」ってはっきり言ってくれてればねえ。というか、アンケートの内容を見てみたんですけど、別に身分隠す必要性全くないんじゃないかなと思った。こういう手法をとった意味が本気でわからない。

追記:わかった! これねー、アンケートの中盤にさりげなく「月にどんくらいアフィってんスか?wwwww」って質問があるんですよ。つまりアフィ長者の一本釣りが目的だったのですね。有望ブログには後でこっそりメールして、「実は講談社っスwwwww お願いしますよ〜、アフィってくださいよ〜wwwwww」とか言ってお小遣いを握らせるつもりで、でも最初から身分を明かすと正義派ブロガーに「ふざくんな!」って晒されるから、あえてアンケートっていう手法を取ったわけですか。なるほどなるほど。偉い! 「梅田さんも言うように、インターネットの富の分配はいまだ道半ばである。さすれば我が社が先頭を切ってブロガー様に対価を支払おうではないか。秘密裏に」というアレね、はいはい。バカー!

追記:沈静化したころを見計らってアンケートファイルをうpしてみたり。
http://kowagari.net/diary/archives/other/koudansha.zip