すずタン美味しいよすずタン

半月ぶりに更新したかと思ったらまた買い物カテゴリかよという感じですいません。でも今回はヤバい。この良さは世に広めずにはいられない。かなりイイ買い物したと思いまうす。ちょっと前置き長めでお送りしますけどマジヤバいので読んでください。

ほら、俺って根っからビーラーじゃないですか?(せーの! 知らねーよ!) なので美味しいビール飲むためには多少の苦労は厭わないです。以前にもビールを72倍美味しく飲む方法として、「焼きもろこし」なんかをオススメしたわけなんですけど、今回はそれに匹敵する裏技。きっかけはですね、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」なんですけど、これ、割とうまいじゃないですか。でもね、お店でビールサーバーから注がれたプレミアムモルツ飲むのと、家で缶から直接飲むのとではアホかっつーくらい違うんですよね。圧倒的にサーバー→生プレミアムモルツの方が美味い。缶から直接飲むならキリン一番搾りの方がむしろ全然美味く感じる。

で、話が前後するんですけど、渋谷ののんべい横丁にある「鳥福」っつー、ちょっと調子こいた焼鳥屋さん(たけえんだ)で飲んだビールが、異常に美味かったんです。これは何かあるに違いないと思ったところ、キモはビールを注ぐタンブラーにあるっぽいという結論に至りました。なんか金属でキンキンに冷えてるんですよ。

で、おまえらに聞きたいけど、コーラだったら、ペットボトルコーラ<缶コーラ<瓶コーラ、っていう順に美味いのは異論ないですよね。ペットと缶は若干順位の入れ違いがあるにせよ、瓶がNo.1ってのは間違いない。これって、コーラの味自体にさほど違いがないっつー前提だと、やっぱ唇が直接触れる器の違いによって飲み物の美味さが違ってくるってことだと思うんです。(器によって炭酸の強さを変えてるからだという説もあるにはあるんですけど) 牛乳の方がわかりやすいか。紙パックの牛乳に直接口つけて飲むより、瓶入り牛乳を瓶から直接飲んだ方が絶対美味いみたいなね。

で、ビールに話が戻るんですけど、缶から直接飲むより、グラスに注いでから飲んだ方が、基本美味い。そんなこと知ってる。言われなくても。アレでしょ? まずはよく冷えたグラスにどぼどぼどぼーって勢いよく注いで底から1/3くらいを泡で満たす。ほいで、端から沿わすようにして、静かに注ぐ。そうすっと、上の方はいい泡が蓋をして、下の方は炭酸強めのビールになって、さらにガラスの唇効果で美味いっていうね。

甘い。甘いよ。そんなもんじゃ、サーバーから注いだ生ビールの足許にも及ばない。こっからが本題だよ。

大阪浪華錫器 錫製タンブラー


これっス。多分鳥福のタンブラーも、これと同じ錫(すず)製。キモは錫でした。なんかマイナスイオンが味をまろやかにするだとか、錫が不純物を吸収するだとか、もっともらしい能書きがあるっぽいけども、そういうのダメな。聞けば聞くほど胡散臭い。引く。ドン引き。俺自身が実際に使って実際に感じたことをありのまま言うけど、マジ泡が違う。クリーミィ。そしてそのクリーミィバボーが長時間持続する。ガラスの器に入れると、ちょっと時間経つとすぐに泡消えちゃうでしょ。錫だとなぜか全然消えない。何回飲んでも生ビールの一口目みたいな泡が残ってる。超絶不思議。そして、やっぱり美味い。

この器で飲むと、プレミアムモルツも勿論美味しくなるけど、発泡酒だってなかなかのものになる。やりました。これは手放せない感じです。ほいでイヤらしい話すると、錫だとやっぱちょっと高価なんですよ。でもね、割れない。永久保存版。世の中にはウン万円のバカラのグラス持っていって、2000円からするミネラルウォーターをオフィスで飲む人(通称バカラ氏)とかもおるらしいですけど、バカラのグラスなんて割れたらゴミじゃん。錫、割れねーもん。

さらにこの錫の錫らしさっつーか、日本の誇る職人さんが、丹精込めてとんてんかんとんてんかんと叩いて作った模様? 的な? アレ? がたまらない。男のギア欲をごりごり掘り起こす。

俺は「タンブラーベルク(中)」(口径6.6cm、高さ9cm、240ml)ってやつを2つ買いました。350ml缶でちょうど2杯になる感じ。あんまり気に入ったので、実の両親と、義理の両親にも「シルキータンブラースタンダード」(口径6.5cm、高さ10cm、200ml)ってやつを2つずつプレゼントした。

まあ騙されたと思って騙されてみてください。オススメ。

追記:錫タンは焼酎にもいいらしいス。焼酎で使うならロックグラス的な形のやつオススメ。