不夜城のトップに登り詰めるところだった

西の方に精神的結界が生じていて、滅多なことでは山手線の左側(左側?)に行かないんですけど、昨日新宿に行ったらすごいことに気付いたのでご報告いたします。

新宿って言ったらほら、アレでしょ? 客からもらったヴィトンのバッグを質入れに来たキャバ嬢が「えー、そんな安いのー? あと5000円。ね☆ お願い☆」とか、そういうアレでしょ? 「あ、お疲れ様ですキャッチの小林です。今から戻りますんで」とか伊達ワルな人がケータイで報告してたりするとこでしょ? つまりアウトサイダーの街であり、無法地帯であり、一歩路地に足を踏み入れればいつ蛇頭に斬り殺されても不思議はなく、警察も簡単には手を出せないとこなわけでしょ? 俺は知識がないものですから、主に新宿歌舞伎町警察24時とか、そんなものが情報源でありますけど、まあ多分とんでもないワルどもが跋扈してるサザンクロスに違いないと思ってたんですよ。

ほいでちょっと話変わりますけど、俺ってほら、タバコ吸う人じゃないですか?(知らねえよ) なので、眠らない街新宿でタバコを吸いたくなりまして、携帯灰皿とともにおたばこを取り出したんですけど、はたと気付いた。

今東京都内はほとんどのところで路上喫煙禁止的なおふれが出ていて、ダメってことになってるんですね。歩道にペイントされてるからすぐわかる。でもここは日本一ワルが集まる街、新宿じゃないですか。「法律? はぁ? 知らねえよそんなもん」とか言ってすぱすぱ吸っちゃうワルの巣窟のはずじゃないですか。なのに、周り見渡したら全然いねえのな、吸ってるやつ。びっくりした。

新宿駅東口から、区役所通りの途中までで、多分のべ数千人の人を瞬間視(俺の特殊能力。小学校時代に開発)で確認したんですけど、マジ、3人しかいなかった。やべえ、新宿のワルたちのマナーの良さは五大陸に響き渡る。危うく俺が4人目になって、事実上新宿のワル四天王の仲間入りしちゃうところだった。なにこのトラップ。

というわけで、日本人のマナーは良好ということをここにご報告いたします。