【連載】 飛行機に一度も乗らずに年間12万マイル稼ぐ 第7回「PeX、Gポイント、ポイ探」

ポイントの中継基地として、PeXGポイントにそれぞれ登録します。

ポイント管理のためにポイ探に登録します。

本連載の移行ルートにおいて何度か名前が出てきたPeXとGポイントに登録しておきましょう。

PeXはマイラー必須の中継専門ポイントサイトです。このサイトではポイントを貯めるのではなく、いろんなポイントを、別のいろんなポイントに移行するためだけに使います。ハピタスポイントをマイルに移行する場合、ハピタス→PeX→メトロポイント→ANAと移行します。

ポイントの単位が1桁多くなっていますが、実質的な価値は同じです。移行先によっては、手数料として若干のポイント減算が行われるので、なるべくまとめて移行する方がいいです。

Gポイントは主にANA VISAゴールドで貯まったボーナスポイントを中継するために使います。ワールドプレゼント(ボーナスポイント)→Gポイント→メトロポイント→ANAと移行します。このサイトにはハピタスと同じように多くのポイント獲得案件がありますから、ハピタスと比べてみて、こちらの方が条件がいいという案件があったら積極的に狙っていくといいでしょう。

■ ポイ探がないと始まらない

ここまで辛抱強く連載を読み進めてこられた人はこう思ったのではないでしょうか?

「移行ルートとか複雑すぎてわかんねええええええ! 還元率とかどうやって計算してんだよ。覚えきれねえよ!!」と。

安心してください。自分も多くの陸マイラーもそこまで記憶できていません。こういった煩雑なルートの解明、各ルートによって一体いくらのポイントがいくらのマイルになるのかといったことは、全てポイ探というサイトにアウトソーシングしています。

ポイントサーチという機能によって、◯◯というポイントはどういうルートでANAマイルに移行できるのか、できないのか、また、どのルートが最も移行率が高いのか、移行にかかる日数はどれだけなのかを瞬時に表示してくれます。

「この連載読む前から利用してるポイントサイトがあるんだけど、これもANAマイルに移行できるかなあ」と思ったら、ポイ探でポイントサーチしてみてください。

さらに、ポイ探では自分が集めている様々なポイントを登録することによって、「これらを全てANAマイルに移行したら一体いくらになるのか」といったことも計算してくれますし、それらのポイント数を自動ログインしてかき集めて*1一覧することができます*2。これほど便利なポイント管理サイトはありません。

また、コラムのコーナーでは当ブログより数段レベルの高い現役陸マイラーによる最新情報が読めるので、見落としがちな各種キャンペーン、マイル制度の改悪情報などもチェックできます。キャンペーンによっては一撃で数千、数万のマイル獲得ができる場合もあるのでこまめにチェックしておきましょう。

■ マイル試算

年間12万マイルを稼ぐための基本的な情報は、ここまでの連載でほぼ全て揃いました。もっと細かい情報はポイ探のコラムに載っている他サイトのブログなどを読み込むことによって補えます。

それではここまでで一体何マイルを貯めることができるか試算してみたいと思います。

  1. ソラチカの発行で得られるマイル
    • 8350マイル
  2. 年間決済額で得られるマイル
    • 21000マイル(年間150万円の決済でマイ・ペイすリボの2倍ポイントも取りこぼさないとして)
  3. ANA VISAゴールドの発行で得られるマイル
    • 22000マイル
  4. ハピタスの案件をこなして得られるマイル
    • 30000マイル(セゾンゴールド、ローンカード等の発行、その他楽天での買い物等で計算)

ここまでで81350マイルになりました。こうして見ると、いかにハピタス登録の重要性が高いかかわかると思います。ポイントサイトなくしてはマイルなど貯まらないのです。

さて、あと残り38650マイルを貯めないと12万に達しません*3。クレジットカードの決済で貯めようと思ったら、マイ・ペイすリボの2倍ポイントを駆使してもさらにあと270万円ほど使わなければいけない計算です。会社の経費で落とせる自営業者の人ならそれも可能でしょうが、その他の人には非現実的です。

残りはポイントサイトで稼ぐしかありません。お金をかけなくても1万マイル程度を稼げる案件は探せばいくつもみつかります。年会費無料クレジットカードの発行、光回線の契約、FX口座の開設*4等、初年度の1回限りしかこなせない案件を積極的に狙ってください。

「いや、もうカードはこれ以上発行したくないし、FXや証券口座は損するかもしれないからイヤだ。光回線は既に引いてるからわざわざ解約して他の光回線に乗り換えるのも馬鹿馬鹿しい」という人も多いでしょう。また、陸マイラー2年目からは初年度で使った1回限りのハピタス案件が封じられるので、コンスタントに毎年12万マイル獲得し続けるのは非常に困難になります。ANA VISAゴールドの発行を避けた人も、条件が相当厳しくなりますね。

そのために、もう一つの、安全で持続可能で高還元なマイル獲得法を次回解説したいと思います。

ただ、この方法は陸マイラーの中ではどうやら「ネット上で触れてはならない」とされているような気がしています。情報収集に余念のない陸マイラーなら絶対気付くはずなのに、どこのマイラーサイトでも記事にされているのを見たことがないんです。ということは、知っているのに秘密にしているとしか考えられません。恐らく、たくさんの人に広まると移行ルートを潰される改悪が行われると危惧しているのだと思います*5

というわけで、次回はnoteの有料コンテンツとさせていただきます。一定のハードルを設けて無制限な拡散を防ぎたいということです。ここまでの情報で既に12万マイル獲得は充分に可能なはずですから、無理に読む必要は全くありません。

追記:マイラーブログ始めました。

kowagari.hateblo.jp
kowagari.hateblo.jp

*1:PeXをはじめとするいくつかのポイントは自動ログインができないので、手動で入力する必要があります。

*2:その機能を利用して、自分ははてなグラフを作っています。グラフに表示されている仮想マイルというのは、ポイ探で調べた「全てのポイントをANAマイルにしたらいくらになるか」という数値をはてなグラフに手入力しています。

*3:タイトルに偽りありとなってしまいますが、ハワイまでビジネスクラスで往復するなら6万5千マイルで済みますよ? 笑

*4:例えばDMMであれば、口座開設後5万円を入金し、5lotの取引を決済すれば条件を満たして15000ポイントを貰えます。ポジションを持ってから即座に決済すれば失敗しても最小限の損で済みます。もちろん儲かることも確率50%でありえます。ちなみに自分の場合、初年度でFX口座を11個開設しました 笑。初回入金額の預金10万円程度があれば充分可能です。慎重にやったので損することもありませんでした。

*5:過去、そういったルート潰しの改悪は数え切れないほどありました。たとえば楽天やTポイントが導入した期間限定ポイントです。あれは他のポイントに移行できません。制度改悪までは無制限に移行できていたので、楽天マラソンで手に入れた10倍ポイントは全部マイルにすることができたんです。