ステディカム

踊る大捜査線』でめちゃめちゃ多用されている「1シーン1カットでカメラを移動させながら撮る手法」で使われているカメラはステディカムといって、30年近く昔に発明されたもので、でこぼこな地面の上を移動してもブレが起きない装着式のカメラで、このカメラのおかげで流れるようにスムーズな移動撮影ができるようになったという映像の歴史上最も画期的な発明のひとつなのだけど、たまにハンディカムと混同してる人がいたりして、ハンディカムはSONYの家庭用ビデオカメラの商品名なので注意。ちなみに『踊る』でステディカムを担当した佐光朗さんは日本一のステディカム使いと言われているらしい。あとステディカム使用で一番有名なのは『シャイニング』で、ステディカム前進移動を早回しにする手法はサム・ライミ監督の『死霊のはらわた』が有名。あと実を言えば『ステディカム』というのもアメリカの会社の登録商標なので厳密に言うとハンディカムと同じなんだけど技術の一般名詞としてもっぱら使われてる。