電車男書籍化

電車男

電車男

  • 作者:中野 独人
  • 出版社/メーカー:新潮社
  • 発売日:2004/10/22
  • メディア:単行本(ソフトカバー)

参考リンク:id:kowagari:20040526#1085580705

ネットでただで読めるものをわざわざお金を出して本という体裁でも読んでみたいという欲求について。大昔、「これからはOAでペーパーレスですよ」とか言われていたことがあってて、でも結局紙の方が読みやすいってことでむしろ紙の使用量が増えたみたいなことがあって、その原因はモニタアレルギーなおじいちゃんの仕業だと思っていたのですけども、実際電車男とか読む人は若い人でモニタアレルギーのない人たちだということは認めざるを得ない。奇しくもはてなでは日記の書籍化というのをやっていて、形とかパッケージングがいかに重要な要素であるかということだと。

攻殻機動隊のように記憶すら外部記憶装置に頼るような時代が来てもやはり本は生き残る。形から逃れられたらDIMEの呪縛から逃れられるのだけど、なんだか逃れたくないという気持ちの方が強いことに気付くわけで、これはある種「支配されたがり」という人間の本質に迫る問題だと思った。大風呂敷広げてみますけども。

あと電車男を読んだことがない人はオススメなので是非読んでほしい。