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『ザ・ウォーカー』を……、観たの……

映画

ザ・ウォーカー』はですね、ある理由があって、ネタバレしちゃいけない感じの映画なんですよ。ですけどもね、そんな理由は映画作った人の押しつけじゃないですか。知らんよそんなの。書くよ。書かずにいられないよ。どうしてもネタバレは読みたくないという人だけ静かにブラウザ? なんちゃらクライアント? タブ? を閉じて下さいお願い致します。


















久々に足が吹っ飛ばされる感じの強烈な地雷踏んじゃいましたよ。俺は映画館で予告観るくらいで、事前情報はほぼシャットアウトして映画観るのが常なんですけど、今回ほどそれを後悔したことはないですね。じゃってあの予告? トレイラー? どう考えても俺好みなんですよ。俺が異常なレベルの絶望マニアだということは口が酸っぱくなるくらい言い続けてますけど、『ザ・ウォーカー』はもう見るからに終末的で絶望的な絵面だったじゃないですか。観るよそんなもん絶対。荒廃した世界でさー、「世界はすべてを失った」とか言ってさー「世界に残るたった一冊の本」をさー、30年間運び続ける旅人(ウォーカー)が出てくるとかさー、もうビンビン来るじゃないですか。良質なSFの匂いがぷんぷんするじゃないですか。どんだけすげえんだろうって期待値マックスでした。

もうのっけからドカーンとネタバレしますけどね、世界に残るたった一冊の本ってね、聖書のことなんですよ結局。途中から薄々勘付いてはいたけど、「あ……、やっぱり聖書っスか……」ってなったときの俺の脱力感を想像してみろ! マジうんこだよ! こっちは絶望的状況で、たった一人世界に立ち向かおうって、ありったけの勇気振り絞って主人公になりきってんのに、なんだ、神頼みか! バカ! じゃあもう布団かぶってお祈りしてろよ!!

もうあらすじ全部書いちゃうよ−。

ほいで、ゲイリーオールドマンさん演じるインテリギャングみたいなやつがですね、主人公の本を奪おうとしてるんです。目的は世界を支配するため。聖書の教えを説いて回れば、人々は簡単に支配できるって言うんですよ。まあそれは確かにそうだわ。オールドマンさんは正しい。主人公は必死で本を守るのね。こんなやつに聖書を独り占めされたら大変だっつって。バカ! そんなもんあげちゃえよ! 聖書が本当にすごかったら、オールドマンさんだって改心して「やっぱ人のために尽くすわ!」ってなるだろがい!!

で、ごにょごにょいろんなアクションシーンとかがあってそこはなかなか見応えあったりもするんですけど、もうどうでもいいわそんなもん。最終的にオールドマンさんは暴力によって主人公から聖書を奪うんです。でも鍵がかかってるから開けられない。おうちに帰って錠前破りの名人に開けてもらうの。で、開けたらびっくり! 点字だから読めないの! わーいあははははは。

そして大怪我を負った主人公デンゼル・ワシントンさんは、アルカトラズ刑務所に行きます。ここはわずかながら文明の利器が残ってるんですよ。ほいで所長みたいな人が「すごいっしょー。博物館並だお。でも聖書だけがないんだお。君持ってる?」ってデンちゃんに聞く。デンちゃんは「持ってる」とか言うんだけど、え? さっきゲイリーさんに奪われちゃったじゃんって思うよね。でもデンゼルちゃんは、すっごい賢いから点字の聖書を全部読んでたし、一字一句残さず暗記してるんでしたー。やったね! ぶいっ! あとこのへんで割と大きな伏線回収とかあるけどもういいです本当どうでも。

ほいでー、アルカトラズの所長的なおじさんは、デンゼルさんの口述を筆記していって、ついに聖書はこの世界に復活したのれした。めれたしめれたし……ってバカ! だからなんなんだよ! 世界関係ねーーーーーーー! SF関係ねーーーーーー! 宗教うっぜえええええええええ!!!!! 二度と来ないわよこんな店!!!