ファンサイトというコミュニティ

ボウロボン周辺でファンのふき上がりがとどまるところを知らず、Amazonのレビューにまで飛び火してるというのは昨日報告した通りなのですけども、とある方からのメールで「祭りはもっとすごいことになってた」という情報をいただきました。

ファンサイトというのは1人のサイト管理人を中心として、BBSを介してファン同士の交流が行われるというのが普通で、いわゆるブログとかテキストサイト界のようなサイト間交流というのが極端に少ない。そもそもサイト持ちが少ない。勢い、自己主張の場を持たない非サイト持ちはBBSだけでは怒りが収まらず、いろんなところで不思議なふき上がりを見せる、ということになるみたいです。その一例がAmazonレビューでの惨状(レビューの場なのにボウロボンさんへの私信になってる)で、あそこなら誰の腹も痛まないわけですけども、ブログなんかで真っ当な意見を表明している人がいたりすると、ふきあがる場所を探して流浪していたファンがどっと押し寄せて軍隊アリの行進みたいな状態になるそうです。通った後は草木一本生えない的な。

ブログのコメント欄で意見の応酬というのは割とよく見られる光景ですけども、BBS文化に染まってるファンというのはブログコメント欄での振舞いをよく理解していなくて、自己完結型の(長い長い)自己主張に終始するという傾向があるみたいで、一言で言うと意見交換や情報提供じゃなくて書きっぱなしのやりっぱなし。あるいは完全なるうなずきコメント。「一字一句違わずその通りだと思います!」的な。うなずきトラックバックもスパムだと俺は思うのですけど、コメントだとさらにスパム度が際立つというか、10も20もそんなコメントが続くと、ある種署名の様相を帯びてくると思った。つまりファンサイト文化というのは署名文化です。と思った。