それは『ポン』から始まった

それは「ポン」から始まった―アーケードTVゲームの成り立ち

それは「ポン」から始まった―アーケードTVゲームの成り立ち

  • 作者:赤木 真澄
  • 出版社/メーカー:アミューズメント通信社
  • 発売日:2005/09
  • メディア:単行本

買ったのはだいぶまえでして、その時はアミューズメント通信社のオフィシャルサイトでしか購入できなかったのですけども、今何気なく見たらAmazon他、各ネット書店でも買えるようになっておりました。ゲームに人生を捧げた30代〜40代のアーケード野郎が必読なことはもちろんとして、ゲームの歴史に多少なりとも興味をもっている10代〜20代にとっても、計り知れない資料的価値のある良本です。これは買わんといかんわ。みんな3冊づつ買ってください。ひとつは読む用、ひとつは保存用、もうひとつは交換用で。交換?

最大の効果をあげるプロパガンダについて考える

たとえばはてブだとかトラックバックをたくさん集めて注目を浴びるのは扇情的な煽り文なわけですけども、洗脳合戦での目的達成を第一に考えた場合、煽りよりはユーモア、論理的で隙のない文章よりはややエモーショナルで恣意的解釈の余地が残る文章、の方が効果は大きい、ということで多分間違いないと思うのですけども、注目度の低さとかリアクションの薄さとかのせいで、プロパガンダを発する側は逆逆に行こうとしてしまいがちなところがあると思った。目的達成のためにはある程度の注目を浴びることはもちろん大事なのだけど、注目してくれる人がやたら声のでかい人ばかりだと、これは逆効果になりかねない。サイレントマジョリティの薄いリアクションや声無き反応を感知するセンサーとか、それを成功報酬として実感することができる回路を持つことが、プロパガンダを行うものにとって大事なのでは? ってミスタードレクスターがこの前キャバクラで言ってました。