風のナウシカ

DVD『風の谷のナウシカ』がAmazonから届いて、本編はもう50回以上観てるので特典映像の方から見てみた。これが充実の内容で、見所は3つ。

  • 当時の予告編。「この映画つまんなそー」という感じ。原因は本編で全く使われなかったイメージソング(安田成美さんのデビュー曲)がバックに流れてるから。
  • 来年春公開予定の押井守監督作品『イノセンス』(『攻殻機動隊』の続編)の予告編。今一番楽しみな映画ですコレ。
  • オーディオコメンタリーで庵野秀明さんと片山一良さんの濃すぎるアニメ談義が聞ける。

オーディオコメンタリーというのは最近のDVDによくある特典で、製作者自らの解説が本編音声にかぶってるというやつで、本編を見ながら製作者が解説を録音していくので大体において2時間の間をもたせることが出来なかったり、解説そっちのけで本編に見入っちゃったりして終始無言だったりするのですけども、庵野さんと片山さんのお二人は、全然視聴者を意識してないので異常にマニアックな会話を続けていて面白かったです。というかアニメ業界の人じゃないとほとんど何を言ってるのかわからないと思った。そして改めて疑問に思ったのは、なぜ笑い話でもないのに常に笑いながらじゃないと喋れない人がオタクには多いのだろうということで、庵野さんが普通のテンションで喋っていただけに片山さんの「笑いながら喋り」が目だって薄気味悪かった。あとオタクに限らず老年の営業マンとかにもこの症状は多い。