自分で自分をかなり合理的でない人間だと自覚しておるのですけども、運転中だけは、なんかやたらと合理性を追求してるような気がしております。
そんで、そこらを走ってると不合理にぶちあたっていらつくことが多い。道路交通上、最も不合理だと俺が思ってることが2点あって、そういう運転をしている人を見ると便所スリッパ欲が異常に高まります。
- 信号交差点での右折の際、交差点内に侵入して直進車をやりすごすとき、自分の車をやたら斜めにしている。
- 左折時、いったん右にふくらみまくる。
1について。広めの右折レーンがあれば全然いいんですけども、右折レーンがないのにやたら斜めにされていると後続車が左横をすり抜けられない。さらに道路中央を越えて斜めにされると対向車も衝突の危険性が高まる。中央車線と平行にまっすぐの状態で待ってる方がどう考えても合理的だと思う。「まっすぐの状態からステアリングを切り始めて曲がるとスタートが遅れる」という意見もありましょうが、交差点内の右左折は徐行が基本なのだから、急ぐ必要はない。予め斜めに曲がった状態から、直進車の合間をぬってロケットスタートすれば、曲がった先の横断歩道を渡っている歩行者をはねる危険性が高まる。
2について。左折時にいったん大きく右にふくらむ必要があるのは内輪差が大きく歩行者や自転車を巻き込む危険性がある「長い車」なわけで、軽自動車などが不必要に右にふくらむと、右横をすり抜けようとしていた後続直進車が追突してしまう危険性が高まる。後続車は「左ウィンカーを出している前方の車が右(自分の方)に寄ってくる」とは想定しづらい。また、右に大きくふくらむことによって、左側の狭かった空間が広くなり、後続直進バイクがその空間を一気に抜き去ろうとすることもある。
そんで、そういう「無意味に右にふくらむドライバー」というのは、左側の歩行者および自転車を巻き込まないためにそういう運転をしているわけじゃなかったりもする。左折のはるか手前から右にふくらみだし、交差点に入る前から左折を始めているので、いわゆる「アウトインアウト」の状態となって、結局縁石ギリギリのところを通過したりする。おまえは最速ラップをたたき出すためにライン取りを追求してるレーサーかと。さらにおっかないのは、いったん大きく右にふくらんでからウィンカーも出さずにいきなり左折する人。ここまでくると完全に道路交通法違反ですけども、実際たくさんいるから怖い。本当道路は戦場であり地獄だぜ。