プロ野球スト突入の戦犯

プロ野球が長い歴史上(そんなに長くもないのかもしれないですけども)初めてストライキというものをやることになって、俺はものすごい野球ファン(野球ファンというより元阪神のバースさんの息子のザクリー君と、来日して2ヶ月で「ボールが恐い」と言って速攻帰国してしまった元大洋のレスカーノさんのファン)なので、憤っていて、このストの戦犯は誰なのかと考える。というか今もストライキという前時代的、階級闘争的な言葉が生きていて、あまつさえそれを実行してしまうというところがそもそもプロ野球の古い体質をあらわしてると思った。

そして戦犯なのですけども、まず金を持ってる球団が金にモノ言わせていい選手を独り占めして、それによって利益を生み出すという構造、それによって弱小球団がますます困窮するという構造がそもそも間違いだといわれていて、MLBJリーグのようにTV放映権料やグッズ収入を全球団に均等分配しろとかいわれていて、それが本当にベストなやり方なのかは、サッカーのレアルなんかを見るとどうなんだろうと思ってしまうからこれは除外します。強い選手が1チームにごっそり固まってるとそのスポーツ全体がつまらなくなる、という意見にはちょっと賛同しかねる。だってファミスタにもナムコスターズとかあったけど超面白かった(子供意見)。弱小チームでプレイしてる選手はつまらないだろうけども、見てる方は結構楽しい。

超弱いチームだって人気球団になって観客ごっそり集めることが可能なのは、浦和レッズとか阪神タイガースとか見たらわかることなので、金によって強い弱いが決まること自体はどうでもいいんですよ。多分絶対。多分なのか絶対なのかどっちかにしろという話ですけども。

それよりも金を持ってないチームが球界全体の水準を参考にして、高い年俸を無理して払うという経営的にどう考えてもありえない行動が変だと思った。そんで話をどんどん遡ってこれから無理やりな結論に向かいますけども、まずバブル時代に選手の年俸を鬼のように押し上げた人を探します。そうすると日本人初の1億円プレイヤーになった落合博満さんが出てくる。当時の野球ファンの言い方は「すごい選手なんだから数億円もらうのは当たり前。だってMLBには数十億円とかいるし(子供意見)」とかで、落合さん本人も「俺がたくさん貰うのは選手全体の給料増やすのに貢献するため。1番の俺が1億円もらわないと下の選手はいつまで経っても1億円もらえない」とか言ってました。うろおぼえですけども。

でもMLBの放映権料と日本の放映権料を比べたらその差は歴然としていて、MLBプレイヤーが数十億貰ってるから日本プロ野球も1億くらい当たり前という論理はおかしいわけで、バブル時代ならそれくらい貰って別にいいですけど、こんだけ日本経済が落ち込んでるのに、バブル時代より高額の年俸がいまだにまかりとおるというのは明らかにおかしいので、つまり、最大の戦犯は落合さんに「たくさんの年俸が欲しい! 子供のためにも!」と思わせた、落合副嗣くんだと思います。もっと言えば落合副嗣くんのパーマが最大の戦犯だと思う。だって子供のくせにパーマとかかけてるとすごいなんか憎たらしい。頭頂部がパーマで長い後ろ髪をサラサラなびかせてたら超むかつく。