パッチギ!

パッチギ ! スタンダード・エディション

パッチギ ! スタンダード・エディション

注文しておいた『パッチギ!』が届いて、いつもなら「届いたDVDをほったらかしにして観ないこと山の如し」なわけなのですけども、なんとこの俺様(何様?)が2日で4回観ました。なので多分面白いのだと思います。この映画によって嫌韓厨さんたちの頑なな心が溶けるとは到底思えませんけども、30年前の在日の人たちと日本人の姿がありのままに描かれてる。そこには越えがたい深い溝があって、それは今でも大して変わっちゃいないのだけど、そういうことを全部描いちゃってよくなった(『GO』しかり『血と骨』しかり)ということだけは歓迎すべきことで、現実は映画のように能天気なハッピーエンドばかりじゃないけど、たまにはハッピーエンドを観て、心すっきりするのもいいのでは?

あと俺は井筒監督の映画はこれが初見なのですけど、アクションシーンの撮り方(特に一発目のパッチギ)がかっこよくて、「このおっさん、偉そうなこと言ってるだけではなかったのだな」と偉そうに思った。あと役者の皆さんが全員いいキャラで、観ていて非常に気持ちがいい。マジで全員イイです。オダギリさんとおっさんらが立ち飲み屋で戦争の薀蓄を語るシーンだけ、セリフが説明くさくてうざかった。あとは全部好きです。オススメできます。あとあえて日本語字幕を表示して観ると聞き取りにくいセリフも一網打尽で、DVDって便利ですねと思った。