わざとコンドームの中に小麦粉を詰めて飛行機に乗ろうとして、麻薬と勘違いした警察に逮捕されて3週間拘留されたうつけ者が、州を相手に裁判起こして18万ドルせしめた、というニュースをどこかで読んだような気がします。皆さん後段にポイントをおいて、「こんなやり方で大金が! 模倣者続々出るぞこれは」みたいな反応をされていた。俺は割と前半部分に共感していて、警察とかを見ると、わざと不審人物っぽい行動を取って職務質問などをされてみたい気分になる。そんで、「ほらね、何もないでしょ?」「し、失礼いたしましたッ ビシッ(敬礼)」みたいな展開をやってみたい気分になる。実際にはやりませんけどもね。
で、昨今、かつてないバラバラ殺人ラッシュというか、桐野夏生責任編集月刊『OUT』今月の特集は「白金通信☆セレブな奥様の間で今バラバラ殺人が静かなブーム」みたいな状態というか、そんな感じなので、とりあえず右腕切り落としてみるとかね。もちろん自分の。まず出血が結構大変ぽいので、焼きごて風なもので傷をふさいでね、そんで、ほっかほかの切り落としたての右腕を、無造作にビニールにつっこんで、新大久保あたりのゴミ捨て場に置いておく。早朝、カラスが右腕つっついてるのを発見したご老人(犬の散歩中)によって事件が発覚。即座に新大久保バラバラ殺人事件捜査本部が設置されるわけなのだけど、マスコミが大騒ぎしはじめた頃合いを見計らって俺登場。
「ドジャーン! 実はワスの右腕でしたー! バラ殺だと思ったっしょ。残念でしたー。生きてるので殺人事件ではありませんでしたー。しかもちゃんと生ゴミの日に出してるから条例違反ですらないのでしたー。ぶいっ」
的な夢想す。