オカマを掘られるっていう言葉ありますよね。追突されることの隠語です。今日ですね、バックしてきた車がこちらの前部にぶつかってきました。こういう場合なんていうの? 据え膳食う?
かなり急な上り坂の途中で、信号待ちのために停車してたんです。そしたら俺の一つ前にいた高齢者マーク付きの車が、「ブレーキ踏むは一生の恥!」みたいな感じでずるずる下がってきたんです。距離どれくらいあったかなあ。意識して車間取ってたんで、4、5メートル足らずですかねえ。だんだん勢いついて下がってくるので「カ、カハッ…! こいつマジブレーキ踏んでねえ」って思って、慌ててクラクション鳴らしたんです。
向こう、ガン無視な。けたたましいクラクションにびっくりして、周りの運転手全員が怪訝な顔してこちらを睨み付ける中、当の高齢者マークだけは完全なるノーリアクション。そしてクロックアップする俺の脳。間延びする時間軸。今、正にぶつからんとする車を前になすすべないんですから。できることと言ったら、野際陽子さんみたいな感じで「うぅわぁああ」と叫ぶことくらい。そしてガシャンとぶつかりました。
普通出てくるでしょ。謝るでしょ。……出てこねえもん。びっくりですよ。びっくりっていうか、発狂寸前ですよこっちは。
しょうがないから、こっちから車降りて、高齢者マーク付きの運転手のところに行きました。どこからどう見ても完全に高齢者です本当にありがとうございました。「いやいやいや、ぶつけてませんよ」みたいなすっとぼけた顔してるので、もうこりゃ怒っても仕方ないわと思い、「おじいちゃん、危ないから免許返上した方がいいよ」と言って、そのまま自分の車に戻りましたです。双方怪我もなく、車の傷やへこみも騒ぐほどではなかったし、時間もなかったし。ブログのカラー忘れてマジレスしちゃいますけど、いや、本当、注意力判断力が著しく鈍ってる高齢ドライバーは路上の凶器。今日はたまたまこれくらいで済んだけど、いつかこの人、大事故起こすに違いないと思いました。これを読んでる高齢ドライバーの皆さんは本当考えてください。読んでねえよ高齢者。