[カメラ] 写真にジオタグをつける!!! GPSロガーまとめ1

GPSジオタグ(位置情報)について数週間前まで毛ほどの知識もなかった俺によるGPSロガージオタグ講座。

ジオタグの付いてる写真は楽しいということに今更やっと気付きました。きっかけはiPhoneの写真ビューアに「撮影地」という項目があったこと。iPhoneで撮影した写真にはジオタグが付いてるってことは知識と知ってましたけど「だから何なの?」とずっと思ってて、実際の楽しみ方をわかってなかった。

下のiPhone画面キャプチャはオアフ島にピンが立ってて、そこで31枚の写真を撮ったことが示されてます。タップするとその31枚の写真が表示される。縮尺でかめですが、もちろん詳細地図だともっとバラバラにピンが立ちます。

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もうなんかこれだけでワクワクしちゃって。だって写真って、「いつ」「どのように」撮ったのかっていう情報はExifにめちゃめちゃ正確且つ詳細に記録されてるのに、「どこで」が割とすっぽり抜けてるじゃないですか(「誰が」「どうして」は写真見ればわかりますよね)。もちろん「どこで」もアバウトにはわかるけど、地図上でピンポイントに指し示せるかって言われたらかなり怪しい。記録として不完全。これはもう、あって然るべきものと思うのです。

この楽しさを知ってしまうと、iPhone以外のカメラで撮った写真にジオタグ付いてないのがどうしても許せない。デジイチで撮った写真にも絶対ジオタグ埋め込みたい、いやむしろそっちの方が大事でしょ。

あと数年もすれば全てのデジカメにGPS機能が搭載され、ジオタグは写真になくてはならないものとして扱われるのはほぼ間違いないと思うんですけども、現時点ではまだまだ搭載してる機種は少数派です。スマートフォンや一部のコンデジでとっくに実現できているものが、フラッグシップたるデジイチで出来ないとは何事か。いや、やろうと思えば出来ないことないんですよ。でもカメラメーカーの情報だけ鵜呑みにしてると、とんでもなく高い買い物させられることになる。カメラに直接GPS機器を接続しようとするとやたら金がかかるんです。

20101221134611ということで、現時点で写真にジオタグを付与するにはどんな方法があるのか頑張って調べました。大きく分けて2つ方法があります。

ひとつは前述の通り、既に発売されてるGPS機能付きカメラを使う方法。画質にこだわらないのであればiPhoneで完璧です。純正カメラかProCameraを使えばジオタグ付きます。

新たにコンデジ買うつもりなら、つい最近CASIOからEXILIM EX-H20Gという、モンスター級の測位性能を持ったコンデジが出てます。現時点ではこれを買っとけば間違いない。他の選択肢は考えるだけ野暮。普通GPSって言ったら衛星からの電波拾わなきゃならないので、空の見える場所でしかろくに測位できないわけですけど、EXILIM EX-H20Gはカーナビなどに使われてる自立航法ユニット(加速度センサーや車速センサーを利用して、電波を拾えなくなったところから「どの方向に」「どれだけ進んだか」を計算して自車位置を特定する)的なものを積んでるので、電波拾えない地下や屋内でも強い。

もうひとつの方法は、今まで通りにGPS機能のないカメラで撮り、GPS情報は別のガジェットに任せる方法です。糞高いデジイチ持ってる人は今更コンデジ買い増すわけにもいかないでしょうから、必然的にこっちの方法取らざるを得ない。大量に撮った写真に自動でジオタグを付けるには、GPSロガーというガジェットを使います。

GPSロガーというのは「時刻と、その時刻にいた場所(緯度経度)」という恐ろしくシンプルなテキスト情報を淡々と記録するだけのガジェットです。なので、基本的にはGPSの電波を受信する機能と、情報を記録するという2つの機能しかありません。下手すると液晶画面すらなくて、今自分がどこにいるのか、いったん家に帰ってログを解析するまでわからないっていう。地図もついてないし、もちろんナビゲーション機能もない。その代わりに非常に小型軽量で安価です。出費は数千円から1万5千円くらいで済む。

このGPSロガーを使えば、今使っているGPS機能なしのデジカメ写真に簡単にジオタグ付与できます。付与した写真はPicasa等の、「写真と地図をいっぺんにブラウジングできる写真ビューア」で楽しむことができます。

前置き長くなっちゃったので今回はここまで。次からは実際にGPSロガーの比較とかやります。

写真にジオタグをつける!!! GPSロガーまとめ