えー昔からキャバのブログは栗の花なんてえことを申しますな(西田敏行さんの声で！)。
俺は残念ながらキャバクラ遊びというものをしたことがないので、キャバ嬢ブログを興味津々で読んでいるのですけども、どうも内容的には営業優先で大して面白くない。営業とは全く違ったベクトルでブログを書き、かえって人気者になった眞鍋かをりさんとえらい違いだなと思った。彼女らは非常にマジメで、日々営業努力を続けている。そんで、ブログの内容よりも面白いのがそのコメント欄で、営業努力がここに如実に反映されてるわけです。栗の花の香りをこれでもかと漂わせた、マロンスメル男性諸氏の素敵なコメントワールドが堪能できる。
いろいろあると思うけど、無理せずガンバヽ(´ー`)ノ
俺は結構そういうの大丈夫だけどｗｗ
じゃあお礼はチューでｗｗ
こんな感じで、大別すると「俺ってこんな人間」ということと「会おうヤろう」的なことを頑張れとか応援している的にソフィスティケートした内容*1の2種類だけが、言葉を変え顔文字を変え、延々とつづられている。コメント欄において男性読者同士の横のつながりは一切なく、意見交換なども全くない。誰が姫の寵愛を一番受けられるか、お互いの顔を一切見ることなく黙々と争っている。
彼らに一言アドバイスをするとすれば、「そんなコメントつけてる暇があったら、1円でも多く彼女と彼女の店に金を注ぎ込め」ということになると思うのですけども。実際彼らはお店のお客さんで、店外活動としてコメントをつけているのか、それとも店には一回も行ったことがなく、ただ単にブログ読者としてキャバ嬢になんとかして気に入られようとしているのかはよくわからない俺には。ただなんとなく、卵子を目指して何億分の一という競争を勝ち抜こうとしている精子たちのミクロの闘いと、全く同じ闘いがここでも繰り広げられているのだなあと思った。栗の花の香りがするのもむべなるかな。小宇宙です、キャバブログは。
*1:だがしかしその言葉の端々から栗の花の香りが漂うのは隠し切れない
