あなたのブログを問答無用強制コンサルで最強のジャガーノートに

クズ界一のおしゃれと言われているid:superartlifeこと、もっしゅさんの記事がとてもよかったのでまずちょっと読んでいただきたい。

 

この記事、何がいいって、読むと「うわー、いーなー。おれも作りたいな」って思わせるところですよね。まずここが最強。

 

なんで読者にこういう気持ちを抱かせるかというと、この記事がもっしゅさんの個人的体験を基に書かれているからですよ。いわゆるコタツ記事と対極にある。これね、本ッ当に大事なことです。

 

コタツ記事ってネット時代から言われるようになった言葉なんですかね? 取材に行かず、コタツに入って、ネットで調べるだけで書きあげる記事のことね。ひどいのになると、個人的感想までネットから拾ってきた文章で済ませるっていう。そんなゴミみたいな記事読んでも「うわー、いーなー。おれも作りたいな」とはならない。なりませんよそりゃ。「おれもコタツに入ってるだけでお金がじゃぶじゃぶ入ってくる暮らしがしたいなー」とは思うかもしれませんけども。

 

あと、提案型なのがいいですよね。パターンオーダーでシャツを作ってみたいなっていう初心者(俺含む)は、まず何をどうしたらいいのかさっぱりわかんないわけだから。そこを決め打ちで「これは一択」「これはおすすめ」って言ってもらえると、初心者側はすごい楽。

 

そしておれがうなったのはこの一文。

 

僕のできあがりの2枚です。よくないですか?僕はよいと思います。世界で一番僕がよいと思ってます。これ、すごく大事な感情ですよね。

 

イイ。実にイイ。素晴らしい。とても共感できる。自分が一番よいと思えるものを作れた満足感にあふれている。そして、「その感情をおれも味わいたい」と思わせる力が文章にある。

 

この記事はパーフェクトです。雑記ブログとしてこれ以上望むことはない。だがしかし……

 

強制コンサルを開始する!

今日はちょっと、みなさんに殺し合いをしてもらいまーす。

 

この、どこから見てもパーフェクトな素晴らしい記事にですね、あえて手を加えることによって、Google検索順位という戦場で殺し合いをしてもらいます。PVを稼いでもらいます。ひいては収益化してもらいます。

 

ゆーてもおれあたりのゴミクズのアドバイスなんて糞の役にも立ちゃあしないですけど、一応何? 先輩? はてな的にも先輩だし、AdSense的にも先輩? なので、調子こいて言わせてもらいますね。

 

記事を書く方法を変える必要はない

もっしゅさんはこれだけ素晴らしい記事を書く力を既に持っているので、今まで通りに今まで通りの記事を書いたらいいんです。だがしかし、書きっぱなしはいけない。

 

 

上記2つのツールは当然使っていますよね? これを使っていない場合はもうあなたは戦場に出る前から死んでいる。話にならない。使っているという前提で話します。

 

最低でも週に1回はこの2つを駆使して、「検索クエリ」を調べます。自分のサイトが一体どんな検索語で検索されているのかを。

 

すると、先ほどのような素晴らしい記事は必ず「麻布テーラー」絡みのキーワードで検索されていることに気付くはずです。もしもその人数が無視できない数だったら、あなたは偶然にも戦場で、そこそこイイ位置取りをしていたことになる。

 

だがこのままではもっと重装備のジャガーノートにひねり殺される可能性もあるし、できるならさらに上の位置(検索順位)を目指すべきだ。そのために敵のジャガーノートを上回る重装備で身を固め、もっと大火力の武器を手にすべきだ。

 

まずはキーワードプランナー

Google キーワードプランナーで「麻布テーラー」を調べる。

 

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すると、麻布テーラーの月間検索ボリュームが40,500とわかる。おれの予想よりはるかに多くてちょっとびっくりしました。しかも競合性は「低」。こりゃ攻め甲斐があるわ。収益に結びつきやすいジャンルかどうか問われれば微妙ではありますけども。

 

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で、ここから下の「キーワード候補」のタブを表示し、月間平均検索ボリュームでソートする。

 

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重要なのは「月間平均検索ボリューム」と、「競合性」だ。ざーっと見ていくと、「麻布テーラー 評判」という組み合わせ語句が、月間平均1,900とそこそこ高いわりに、競合性は「低」と出ている。(ちなみに「麻布」も9,900で「低」だけど、麻布について調べてる人なので意味ない)

 

たくさんの検索者を呼び込めそうな有望キーワードなのに、競合性が低く、軽装歩兵しか参戦してないのでブルーオーシャンってことです。実際にこの組み合わせ語句でGoogle検索してみる。ちなみにおれ基準では月間平均検索数1,000を超えてたら相当狙い甲斐があるなと思いますし、500でも狙いますし、「これは検索者が本当に知りたいと思っていることだ」と思えたら、どんなに少なくてもやります。競合性「低」から落としていくのが定石です。

 

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「麻布テーラー 評判」の検索結果。

 

はいきたー。id:superartlifeは、「麻布テーラー 評判」という検索キーワードにおいて、既に日本で第3位の位置につけていることがわかる。いや普通にすごい。上位3位までに入ることが、まずはこの戦場での目標ですから、既に達成してると言える。でもね、これ、競合性「低」ですからね。低だったら、もう1位取ろう。取れる。絶対取れるよ。

 

1位のサイト見てくださいよ。ゴミですよこんなもん。アフィリエイト特化で、情報弱者のたまり場とも言える「評判」という組み合わせキーワードを根こそぎかっさらおうというサイトです。自分で取材したわけじゃなく、ネットから拾ってきたり、外注のライターに無理矢理書かせた評判で水増ししてるだけのゴミです。こんなところに負けるわけにはいかない。

 

2位はかなりSEO考えて記事書いてますね。関連語で出てくるグローバルスタイルも絡めているので、一石二鳥でかっぱぐつもりです。「評判」という言葉もさりげなく文中で使ってる。

 

ちなみに「麻布テーラー」単体での検索順位だと、superartlifeの順位は8位。1ページ目の下から2番目。単体キーワードは公式サイトが上位に来るのが当たり前なので、ここまで位置取りできてるだけでもすごい。でも今後麻布テーラー記事を重ねていくことによって、もっと上に行ける。単体で3位4位あたりも可能かもしれない。3位までに入ると検索流入は全然違ってきます。

 

「麻布テーラー 評判」を攻め落とすには

まずタイトルに「評判」という文字を含めるのが一番手っ取り早い。結構難易度高いですけどね。大体、これは検索する側のリテラシーが低すぎるんですよ。「麻布テーラー 評判」なんて検索語では、ゴミサイトにしかたどり着けないと知るべき。でもそうも言ってられないのでなんとかタイトルに含めてみよう。

 

たとえばおれならこんなのを候補として考える。

 

「麻布テーラーカスタムシャツを着てみたら女子からの評判も上々」

「麻布テーラーで評判の良いオーダーシャツを実際に作ってみた」

「麻布テーラーのカスタムシャツ全オプション 評判が良いのはどれ?」

 

強いて言えば2番目かな? まあ、でも日本語的にかなり苦しいなー。見え見えというかw なので、書いた直後は当初のタイトルにしておいて、2週間ほどして、普段の読者がもう誰も読みにこない時期に、この苦しいタイトルに変えるってのがいいかもしれない。

 

あとは、見出しとか、文中にも適度に「評判」って言葉を含めておけばOK。なんなら、さっきの1位サイトみたいに、他で見かけた評判をリンク付きで引用したっていい。

 

あとそういう小手先の「評判」じゃなくて、記事内で他のオーダーメイドができるところと比較してみるっていうのもかなり重要。それをやってるのが2位のサイト。伊達に2位じゃありません。

 

「麻布テーラー」の組み合わせ全部を攻め落とす

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Google検索したときに下の方に表示される、これも重要ね。この組み合わせキーワードを、さっきのキーワードプランナーで調べて、月間検索数と競合性をチェックする。

 

いろいろ調べていくと、だいたいこんなことがわかる。

 

  • 麻布テーラーに関連する組み合わせキーワードはほとんどが競合性「低」であること。
  • 「麻布テーラー シャツ」より「麻布テーラー スーツ」の方が検索需要が高いこと。
  • 「麻布テーラー 二子玉川」も意外とイケる。

 

じゃったらもうここらへんは根こそぎ1位取りましょう。でね、重要なのは、ここであんまり記事を分けようと考えないこと。戦力の逐次投入は日本軍の病ですよ。

 

せっかくカスタムシャツで素晴らしい記事を書いたのだから、ここに兵力を集中させる。他の関連記事とか、今思うともう全然なっちゃいないでしょ? ああいう記事を量産しても意味ないですからね。

 

ということで、カスタムシャツの記事にスーツについての情報も少し入れる。もちろんスーツ作ったときの記事リンクも入れる。下の「関連記事」にまとめるんじゃなくて、文中にドーンとスーツ記事リンク入れるの。はてなのカード型リンクって、ものすごく有効ですからね。使わない手はない。なんならスーツの時の記事も手を加えて充実させる。今読むとスーツ記事短すぎるよね。物足りないよね。

 

 

あとせっかく二子玉で作ってるんだから、カスタムシャツ記事にニコタマ店の情報も入れよう。店舗情報は普通に公式サイトから引っ張ってきて、基本的な住所電話番号地図外観、全部カスタム記事内にぶっこむ。駅からの道のりなんかを個人的な視点で案内するのも有効。

 

「いや、それはスーツ記事で既に書いたから……」ってバカか! そんなことを知ってるのは書いた本人だけ! おまえそれサバンナでも同じこと言えんの? 検索から初めてこの記事にたどり着いた人に同じ事言えんの?死ぬよ!? 真っ先に撃たれて野たれ死にだよ? 銃を構えた瞬間ヘッドショットされるよ?  ということです。

 

あと価格な。価格しっかり太字で書こう。最初にちゃんと書いてあるけど、カスタムシャツ記事読み終わった人がまず真っ先に思うことは「結局、このカスタム、いくらだったの?」ってことになるよ。最初の方の文章忘れてるからね。 「全オプション」ってタイトルで銘打ってるんだから、各オプション毎の追加料金がいくらなのか、単に「有料」で済ませないで値段ちゃんと書こう。それ、検索者すっごい知りたいはず。そこナメてると死ぬよ!? あっという間にこのブルーオーシャンに敵が攻め込んできて、無数の戦車に蹂躙されるよ? できればtableタグ使って、一覧性高めよう。一目で値段が頭に入ってくるようにしよう。

 

あとね、店員さんとの会話が弾むのが楽しいとか店員さんにどんどん質問してみましょうだけじゃなくて、具体的にどんな会話が楽しかったのか、どんな質問を自分はしたのかを書こう。もうなんなら、次にオーダーしに行ったら、「店員インタビュー」で記事一本書けるくらいの質問をしまくって、それを全部ブログに叩きつけよう。これはね、絶対にコタツでは書けないことなので、他の誰にも負けない最強の武器になるんですよ。こういうとこを、Googleは人智を超えたアルゴリズムでちゃんと汲んでくれる。

 

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あとね、SEO的にsuperartlifeが若干弱いのは「記事の概要」使ってないことね。description書いてないと、Google先生は「あ、こいつ素人のゴミだわ」って一段見下すとこあるからね。あと検索者が検索画面で見るのはタイトルとdescriptionだから。普段は気にしなくていいけど、これは狙うぞって記事ではちゃんと書いた方がいい。画像のalt属性も書いた方がいい。

 

あと最後の地鶏写真、服は最高にかっこいいけど顔がちょっとアイドルヲタっぽいから軽く整形してみようか。

 

まとめ

雑記ブログの一記事として完璧なのでもう手を加える必要は無いんだけど、あえて戦場に出るというのであれば、こんなことをやってみるといい。

 

  • 組み合わせキーワードの検索需要調査、競合性調査
  • 競合サイトのチェック(あんまり読むと引っ張られるからほどほどに)
  • 狙ったキーワードをタイトルに含め、見出し、文中にも適度に配置
  • 価格、店舗情報等、データをおろそかにせず網羅する
  • よりパーソナルでユニークな情報をさらに盛り込む
  • 検索者の目にとまるような魅力的なdescriptionを書く
  • 画像のalt属性に適切な語を書く
  • 整形する

 

ではまた。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……