著作権で悩む

f:id:kowagari

これらの写真が著作権的にどれくらいいけないことなのか見当がつかない。とにかく自分で撮った写真とか自分で作った画像以外は全て著作権侵害なのだろうけども、例えば画像掲示板に貼られてる匿名さんによって作られた面白画像(Winのダイアログのパロディとか)を「これは俺が作りました」とか嘘ぶっこいて自分のコンテンツとして載せるのは倫理的にかなりいけないというか、お前バカ? という感じですけども、「ネットでこんな面白画像みつけました」っつって拾ってきて直リンせずに自分のサーバーに置いて紹介するとかは? 厳密に言えば著作権侵害でありいけないのでしょうけども、そこまで神経質になると本当ネットがつまらなくなる。

当の匿名さんが「あれは俺が作ったのに勝手に拾って勝手にアップするとは何事だ!」と怒るとも思えないので、結果的に親告罪である著作権法違反で罰せられる事はないのでしょうけども、なんか世の中にはやたらと怒る善意の(?)第三者がたくさんいて、「それはおまえが作ったモノじゃないから著作権侵害だからやめろ!」とか言ってサーバー屋さんにチクったりして、サーバー屋さんもチクりが入ると動かざるを得ないから警告発して結局削除せざるをえなくなるっていう。仮に権利者が「別に自分が作った画像がネットに出回るのはいやじゃないし、むしろ嬉しいけどなあ」とか思っていたとしても、サイトに明示していない限りその意向は無視される。

かといって、「見つからなければいい」方式で悪質な権利侵害を行うのも違うし、結局どこらへんを「悪質」と看做すかの問題になっちゃうので悩む。前にも書きましたけども、俺は権利者が怒らないように配慮した写真を著作権侵害を承知で載せることにしている。その配慮が俺の見込み違いで、権利者が「著作権侵害です。削除してください」と言ってきたら素直に従う。そういう方式でしか対処できないと思うのですけども。それともやはり、あくまでも厳密な運用をして、つまらないインターネットであるべきなのか。

ときに、善意の第三者のことを、悪質な権利侵害を行う者以上にやっかいな存在だなあと思うときがあって、そう考える俺が極悪人なのかと悩みます。やっぱ極悪人なのでしょうね。

追記:善意の第三者が権利者本人に「こんな著作権侵害がありましたゼ」と報告するのはすごくいいことだと思う。俺がなんだかなーと思うのは、権利者をすっ飛ばしてサーバー屋さんにチクったり、ネット言論(?)で袋叩きにすること。

追記:法律用語においては「善意」とは「法律上の効果を生じうる一定の事実を知らないこと」という意味で、「よかれと思って」みたいな意味は全くないそうです。そんで「善意の第三者」という定型句になると法律用語以外のなにものでもなくて、意味は「当事者間に存在する特定の事情を知らない第三者」となる。つまり俺の用法は明らかに誤りで、たとえば「法律用語の意味じゃなく使ったんだもん!(小二)」みたいな言い訳は一切通用しない。間違った使い方を広めるようなことをしてすいませんでした。というかマジ初めて知った。これくらいは学校に通っていれば当然勉強しているらしいので、俺はもしかしたら学校に行ってなかったのかもしれない。俺の記憶は何者かによって消去され、捏造されてます!! 助けて!