キル・ビル

子供の頃少ない小遣いでは買えなかったおもちゃを、経済的に余裕が出来た独身層が箱単位で買って子供時代の鬱憤を晴らすのを「大人買い」というわけだけども、要するに『キル・ビル』は「大人買い映画」ということで全ての説明がつくので、タランティーノさんと同年代で同じような映像体験をしてきた大人たち(かなり少数派)こそが見るべきなのに、どうも燃えてるのは30代以下の人たちのような気がする。多分日本で一番『キル・ビル』を楽しめるのは関根勤さん。