抽象的で具体的な話

  • 青信号の横断歩道をてくてく歩いていたら、おまえマフラーどこに捨ててきたのと思うような爆音を轟かせて猛スピードで右折してきた車にあわや轢き殺されそうになり、うわっなんだっと思って車のほうを見たら、車に乗ってるシトに逆に邪魔だと言わんばかりのすごい目付きで睨みつけられたというケース。
  • プロバイダのサーバースペースが大きいので「ねえねえそんなに大きいならスペース貸してよ」と言われ、パスワードを教えないとそのシトがファイルをアップできないので、さすがにパスワードとか教えるのは無理だと思って、その旨伝えた上で断ったらケチ呼ばわりされたというケース。
  • 相手側のミスで自分の会社が損害を受けたので、担当の営業に「ミスを正してください」と頼んだら「あーうちの社長はそういうの聞き入れないからねー」と居直られて、「では、こういうクレームがあったということだけでもあなたの方から社長に伝えてください」と言ったら「いや、言っても無駄だからそういうの」とさらに突っぱねられたというケース。
  • 家の前で堂々と犬に糞をさせて、そのまま立ち去ろうとしている人に、「犬の糞はちゃんと持って行ってください。ここに糞をされると迷惑です」と言ったら「うるせーな」と言われて目の前に唾を吐き捨てられて糞もそのままにされたというケース。

こういうケースがあって、それに対して「ルールとかマナー違反だからと言って怒ったりするのはストレスを溜め込むだけでよくない。考え方の枠組みが違う。所詮そんなルール・マナーは自分が勝手に作り出した俺だけに通用する俺ルール、俺マナーであり、それにそぐわないからといって異文化として敵視したり排除したりするのはダメ。相手にちゃんと伝わるような技術を自分が磨くべきで、それが出来ないのは自分が未熟だから。その未熟さを自覚しないで、暴力はいけないからといって想像に逃げ込んで、想像の中でぶん殴ったり殺しちゃったりするのはテロにつながる考えであり、ブッシュ政権の発想につながるから危険。そういうことを考えてると、いつか本当にぶん殴っちゃったり殺しちゃったりテロリストになったりブッシュさんになったりするかもしんない。だからちゃんと相手の存在を認め、言うべきことは言って、注意すべきは注意するという対話を持つことが大事」という立派な意見があるのだけど、既に言うべき事は言って注意すべきことは注意しているのだけど、全然対話が成り立たなくて全然事態が好転してないという。あとそもそもそういうのをまず認める必要があるのか疑問という。「あなたの言動はこういう点でおかしいと私は思うが、どう思うか」と言う暇もなく唾を吐きかけられて一方的に話を打ち切られてどっかに行かれてしまうという。対話しようとしたら「うだうだ言ってんじゃねえよこのハゲ」と言われて刺されてしまうという。こちらは暴力を行使する気は全くなくて、むしろ穏やかに対話でなんとかしようとしているのだけど、向こうが暴力行使する気満々という。

そんなときにもやっぱり想像に逃げちゃダメで、ゲームでバンバン撃ってストレス解消も精神衛生上むしろマイナスで、相手に無礼者というレッテルを貼るのはよくなくて、伝える技術を磨くしかないらしいです。すげえつらいというか、わけわからんそんなもん。磨きすぎでツルツルしちゃう。